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2022年08月26日【明美ちゃん基金】補助人工心臓寄贈式
 
 明美ちゃん基金/補助人工心臓の寄贈式が東京女子医大病院にて行われました。
 産経新聞社によれば、「明美ちゃん基金(あけみ ちゃん ききん)」は、心臓病の子供を救うために1966年(昭和41年)に設立された日本初の医療基金であり、東京女子医大病院の歴史にも深く関わっています。その「明美ちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)による小児用補助人工心臓の最初の寄贈先が、東京女子医科大学病院(東京都新宿区)に決まり、2022年8月17日に、本学彌生記念講堂の特設会場(会議室)で寄贈式が行われました。

 寄贈式では、基金側を代表して、産経新聞厚生文化事業団の鈴木裕一理事長が「この機器で一人でも多くのお子さんの命の橋渡しができればと考えている。基金の活動が、病に苦しむ子供たちにとって明日への希望を見いだす一助になることを目指したい」と挨拶されました。



寄贈式(写真提供/産経新聞社)

 
 そして東京女子医大病院の板橋道朗院長は「移植は待機期間が非常に長い。患者さんを支える貴重な機器を有効に生かし、多くのお子さんが元気になっていただけるよう、病院全体として頑張っていきたい」と感謝の言葉を述べられました。
 
 明美ちゃん基金から寄贈された小児用補助人工心臓は、ドイツ・ベルリンハート社の「EXCOR(エクスコア)」です。 移植を待っていた患者さんを担当した循環器小児科の石戸美妃子医師は「厳しい状態でしたが、エクスコアの装着後は容体が安定いたしました」と説明されていました。
 
 尚、本件寄贈式および補助人工心臓の移植をされた患者さんのご様子については、産経ニュースに全文が記載されています。
https://www.sankei.com/article/20220817-I7SQJUGE3VPX3P7QCC3DZUQJSM/
https://www.sankei.com/article/20220817-ZHSNL7RAPBIXTDX7LM77E7XX3A/

ドイツの小児用補助人工心臓「EXCOR(エクスコア)」
(写真提供/産経新聞社)