お知らせ

2025年12月24日  インドにて国際共同セミナーを開催
「インドの5歳未満児における栄養不良の改善に向けて」国際共同セミナーの開催

 2025年12月8~13日の6日間、インド共和国ウッタラカンド州リシュケシュ市において、College of Nursing, All India Institute of Medical Sciences(AIIMS), Rishikeshと本学看護学部による国際共同セミナー(JSPS二国間交流事業)を開催しました。
 インドでは急速な経済発展の一方で、5歳未満児の7割が貧血であるなど母子の深刻な栄養不良の課題が取り残されています。今回は、地域で働くコミュニティーヘルスオフィサーが州全域から40名参加し、小児の栄養の重要性から栄養状態の判別方法、適切な対応や指導などについて、講義と演習で幅広く学びました。
 インドの看護大学教員や州保健局の担当官と並び、本学からは日本の母子保健の現状と課題(小川久貴子教授)、学校保健・学校給食(青木雅子教授)、日本の離乳食(長谷美智子准教授)、周産期の栄養(吉田亜希子助教)、日本の公衆衛生と母子保健(駒形朋子准教授)の講義と演習を行いました。
 今後も看護学分野の国際共同研究を通して、世界の人々の健康の実現に貢献していきたいと思います。