お知らせ
2025年08月21日 Japan Health 2025にてモバイルスマート治療室を出展しました

本学先端生命医科学研究所先端工学外科は株式会社NTTドコモと共同で第5世代移動通信システム(以下、5G)を活用した遠隔手術支援ソリューションとして、外科的治療が可能な移動型車両「モバイルスマート治療室」を開発しています。この車両は病院が患者のもとに向かうという新しいコンセプトを掲げ、平時は過疎地域を巡回して地域医療格差を解消し、災害などの有事には迅速に被災地に駆けつけて救急処置を行うことを目的としています。
今回、Japan Health 2025では上記コンセプトの訴求を目指し、災害を想定した患者治療のデモンストレーションを実施しました。救護用エアーテント内に収容された患者の急変に伴い、エアーテント横にて待機している医療チームが容体を確認し、迅速にモバイルスマート治療室車両内に移動して治療にシフトするデモンストレーションを行いました。また車両の外の展示ブースを都心部の大病院と見立てて、NTTドコモが開発する、5Gを活用した手術情報伝送ソリューションを活用し、車両内の様子や情報が大病院にいる専門医のタブレット画面に共有され、専門医はそのタブレットを操作することで臨場感のある治療支援ができる様子を披露しました。医療スタッフの人員確保が困難な被災地を想定し器械出しはロボットにて実施しました。当日の様子はNHK大阪放送局の夕方のニュース番組「ほっと関西」で紹介されました。


Japan Health 2025:インテックス大阪 6号館Bホールにて
モバイルスマート治療室には、救急治療のための医療設備・機器や通信装置が装備されており、車両内の様子や各医療機器からの映像を5Gおよびクラウドサービス(docomo MEC (TM)、MECダイレクト (TM))を介してリアルタイムかつ高セキュアに遠隔地の医師へ伝送することが可能です。
*「docomo MEC」と「MECダイレクト」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
協力パートナー:
<Japan Health 2025>
株式会社NTTドコモ、ニプロ株式会社、アキレス株式会社、THK株式会社、全農畜産サービス株式会社、株式会社ロゴスコーポレーション、フクダ電子株式会社、白十字株式会社、エルピクセル株式会社、ミズホ株式会社、株式会社セントラルユニ、株式会社CROSS SYNC
関連サイト:
・モバイルスマート治療室のドコモ紹介ページ
https://www.docomo.ne.jp/corporate/technology/rd/tech/6g/005.html?icid=CRP_CORP_technology_rd_tech_to_CRP_CORP_technology_rd_tech_6g_005