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交通アクセスよくある質問

ADL障害

ADL障害のリハビリ

ADL(activities of daily living)とは、通常の日常生活に必要な基本的な活動を言い、起き上がりや座位などの起居動作、歩行・車椅子操作・階段昇降などの移動動作、食事動作、排尿・排便などの排泄動作、洗顔・歯みがき・整髪・ひげそりなどの整容動作、衣服・靴の着脱の更衣動作、入浴動作、コミュニケーション能力に分けられます。

また、ADL動作を応用したものとして、交通機関の利用や家事動作などを生活関連動作・手段的ADLと言います。これらの動作は四肢や体幹の運動障害や感覚障害により障害されますが、運動機能だけでなく、手順や物品の使用方法、記憶などの高次脳機能の障害によっても障害が生じる場合があります。

ADL障害に対しては、まず困難な現象に対して詳細な評価や分析を行い、急性期では運動機能や高次脳機能の改善に対して積極的にアプローチしますが、それだけでは不十分な場合は自助具と呼ばれる機能を補ってくれる道具を導入したり、家屋などの住環境を障害に合わせて整える援助を行っていきます。コミュニケーションは数種類のコミュニケーション機器と呼ばれる機器の中から適したものを選び、日常生活の中で使用できるよう援助を行っていきます。