造血幹細胞移植について

東京女子医科大学血液内科の造血幹細胞移植について
 東京女子医科大学血液内科では、1985年より同種骨髄移植を、1995年より骨髄バンクを介した移植を開始し、現在は非血縁者間骨髄移植施設、非血縁者間臍帯血移植施設の認定を受け、自家移植や骨髄非破壊的移植はもとよりあらゆる造血幹細胞移植に対応しています。東京女子医科大学の特徴は、歯科口腔外科を含む臨床各科の専門医が揃っており、造血幹細胞移植に起因・合併する様々な病態に対応できます。
 当科では1例1例を丁寧に診ることを心掛けており、移植治療が適応になるか否かは、個々の患者様につき主治医グループ、教授を中心に科全体で議論を行い、病気の状態、全身の状態、ドナー、生存率や再発の危険性を考え判断しております。
 2013年4月からは田中淳司先生を教授・講座主任に迎え、HLA半合致移植や Post CY 移植、高齢者に対する臍帯血移植など新しい移植療法についても、積極的に取り組んでいます。
造血幹細胞移植の実施状況

 

2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
自家造血幹細胞移植 11 7 7 3 7 15 9 8 20 5
同種造血幹細胞移植(血縁全例) 2 1 4 4 5 6 9 10 2 5
(内HLA半合致) - - - 2 2 6 8 5 0 4
同種造血幹細胞移植(非血縁) 4 5 13 7 5 9 4 10 7 4
合  計 17 13 24 14 17 30 22 28 29 18
無菌室
無菌室からの風景