看護部長ごあいさつ

みなさまこんにちは。
私たちTYMC看護部は大学の理念「至誠と愛」を念頭に、誠実で慈しむ心をもって日々のケアを実践しています。患者さんとご家族のニーズに応え、親身に寄り添い、安心して療養生活を送れるように努めています。
また、看護職員一人ひとりが強みを活かしながら専門職として成長できるように研鑽を積んでいます。そして、急性期病院としての先進医療と地域に根ざした地域医療を融合させた八千代医療センター独自の医療を展開できるように、さまざまな方々と協働し推進してまいります。

看護部長 川崎 敬子

私たちの基本方針

  • いつも笑顔であたたかく、思いやりのある看護を行います。
  • 地域の皆さまが24時間安心・安全な医療を受けることができるように支えます。
  • わかりやすい言葉遣い・親切・丁寧・速やかな対応を行います。
  • 医療チームの一員として多職種と連携を保ち看護の専門職として責任と義務を果たします。
  • 常に向上心を持ち、看護の知識・技術を高め、看護師としての品位と誇りを持って行動します。

看護提供システムと勤務体制

看護方式
固定チームナーシング(継続受持制)
看護配置
7:1
勤務体制
変則2交代制

部署のご紹介

看護部組織略図

総合母子・小児部門

PICU

PICUは小児の集中治療室のことです。2021年4月に千葉県初の小児救命救急センターの指定を受けました。常に患者さんとご家族中心の看護を念頭に、チームとして「変わらないために、変わり続けています。」

NICU/GCU

新しく家族の一員になった赤ちゃんの誕生を喜び、迎え入れられるようご家族を支援し、赤ちゃんにお母さんのおなかの中で育つような優しい環境とケアの提供ができるよう看護を実践します。未来あるかけがえのないこどもたちを家族と共に育んでいます。

小児救命救急センター

2021年4月に千葉県初の小児救命救急センターの指定を受けました。その役割を果たすために、医療チーム一丸で受け入れ体制を整えています。

小児外来

24時間365日運営しています。東葛南部だけでなく、さらに広域から子どもたちが受診。一般の診療から、心疾患・糖尿病・発達などの専門外来も診療しています。在宅で医療的ケアをする子どもも多く、入退院支援看護師の介入も積極的に行い安全に地域で生活できるよう支援しています。

第1病棟4階西病棟

小児科・小児外科・形成外科・耳鼻科・整形外科・耳鼻科・眼科の0歳〜15歳までの子どもを対象にした入院病棟です。当院は地域の医師会や他病院との連携、やちよ夜間小児急病センターを365日開設しているので、緊急で入院する子どもも多くいます。また、PICUでの超急性期治療を終えた子どもの継続看護や医療的ケア児の在宅移行支援も行っています。
医師や病棟保育士、多職種とも協働して子ども個々の成長発達に心がけ、お子さんだけでなくご家族にも寄り添い安心・安全な看護の提供を行っています。

第1病棟3階東病棟・MF-ICU・母体胎児科外来(母体胎児科)

千葉県に3か所ある総合周産期母子医療センターの1つで、母体・胎児集中治療管理室(MF-ICU)と一般病床、母体胎児科外来で構成されています。ハイリスク妊産褥婦へのケアから、ローリスクな方への助産ケアまで助産師として幅広く経験できます。健康な人はより健康に、ハイリスクな方は少しでも状態が悪化することなく妊娠・出産・育児ができるように、患者さんの思いに寄り添いながら助産ケアを行っています。

成人・老年部門

第1病棟6階東(混合外科/ 消化器内科/ 化学療法室)

呼吸器外科・形成外科・耳鼻科・乳腺外科・婦人科の外科的治療と、消化器内科、化学療法の病棟です。多様な疾患と治療経過に合わせた看護を提供するため、幅広い知識と看護技術を学ぶことができます。また、手術を乗り越えて退院した後も化学療法が必要な患者さんも多く、継続看護の視点でも多くのことを経験できます。患者さんとご家族の意思や価値観を尊重した看護を大切にしています。

第1病棟6階西病棟(ハートセンター)

循環器内科・心臓血管外科の病棟です。循環器内科では心臓カテーテル検査および治療が8割を占めています。心臓血管外科では腹部大動脈瘤や解離に対しての手術、弁置換術や冠動脈のバイパス手術が多いです。多職種と連携して看護を実践しています。

第1病棟5東病棟(消化器内科/ 外科)

消化器外科・内科の混合病棟です。 消化器内科は内視鏡(上部・下部)の検査をはじめ、肝臓・膵臓・胆道系の特殊な治療目的の患者さんが増えています。消化器外科は食道・肝臓・膵臓・胆嚢・大腸・鼠経ヘルニア等の手術をほぼ毎日3〜4件、その他緊急手術も含め実施しています。急性期の病棟ですが、終末期の看護まで家族看護も含め多職種との連携も活発でやりがいのある部署です。

第1病棟5階西病棟(混合外科)

泌尿器科・整形外科・口腔外科などが所属する混合外科病棟です。 泌尿器科では腫瘍摘出術や腎移植などを行っています。整形外科では主に脊椎疾患や骨折の患者さんが入院しています。高齢者や一人暮らしの方も多いため、入院前より入退院支援センターが介入し病棟と連携して円滑な退院調整を図っています。

第2病棟3階/SCU脳卒中集中ケアユニット

脳神経外科と神経内科の病棟です。同じフロアにSCUが併設され、急性期から回復期に至るまで幅広い看護の視点を持ち看護実践しています。手術目的の患者さんが多く、術前・術後の管理を行い残存機能の維持・向上に努めて多職種と連携し早期退院に向けた介入をしています。

中央管理部門

ICU/CCU

全科の重症患者や術後管理を行っています。
ハリーコールやRRSといった院内急変や、心臓カテーテル検査にも対応しています。多忙な現場ですが、チーム一丸で対応しています。

救命病棟

救急搬送される患者さんや一般外来から緊急入院される患者さんを24時間体制で受け入れ対応しています。対応する診療科は多岐に渡るため日々専門的知識や技術の習得に鍛錬しながら、多職種の医療従事者とともに協働し患者さんに寄り添う看護をしています。コロナ禍においては新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の隔離患者の対応を行い、日々感染対策と看護の工夫を考え看護の力を引き出しています。

手術室/外来/分娩手術室

年間約5,000件の手術を実施しています。全15科の低侵襲手術から脳や心臓などのハイリスク手術まで、ダヴィンチ手術や腎移植にも対応しています。患者さんに安全で質の高い医療、そして安心して手術が受けられるように多職種と連携しています。

外来2階/3階

外来2階
 外科・内科16の診療科の診察、ケアルームでは診療に伴う治療・処置・療養指導をしています。常勤看護師の半分以上が認定・専門看護師なので、質の高い看護を提供しています。外来と病棟の看護師間、多職種との連携を取りながら、地域で暮らす患者さんへの継続看護に取り組んでいます。
外来3階
 眼科/耳鼻科/形成外科/泌尿器科/皮膚科/乳腺外科/婦人科/女性科/歯科口腔外科、計9科の外来診療をしています。1名の看護師が各診療科を担当し診療の介助や処置、看護介入を行うとともに専門診療科の特殊な治療・検査・処置に対応できるよう定期的に勉強会を開催して新しい知識と技術を学んでいます。

救命救急センター

3次救急に加え金・土・日の夜間は八千代市の2次救急当番で、多くの方が来院します。近隣市からの搬送や、ヘリコプターによる広域搬送も年々増加しています。 脳神経内科・外科/循環器内科・外科/消化器内科・外科/整形外科/耳鼻科/泌尿器科/救急科など全科対象なので幅広い知識が求められます。
スタッフはDMAT隊員やBLS・ACLSのインストラクターとして院内外でも活躍しています。

救急外来

損傷部位を最小限にするために、少しでも早く治療を開始する必要があります。個人の知識や技術はもちろん、チームワークが大切な現場です。まだ診断のついていない患者さんを観察し看護を実践するためには情報収集力、状態をアセスメントする力が必要です。突然の事故や、病気になった患者さんとご家族の不安や動揺は計り知れません。迅速な診断・診療の補助と同時に寄り添った説明、対応、看護ができるよう心がけています。

救命ICU

超急性期の患者ケアを行います。当院の平均滞在日数は約3日間なので、患者さんとの出会いは一期一会。的確に患者さんの状態をとらえ、その時々に応じてニーズに合わせた看護を計画・実践・評価を実践しています。

血液浄化療法室

日曜日以外の週6日間透析看護をしています。
治療内容としては血液浄化療法(HD・HDF・HF)のみならず、腎移植に関連した血漿交換(PE・DFPP)や様々な難病・急性期疾患に対しアフェレシス療法を行っています。

検査ユニット

検査領域
 各臓器・器官・各疾患の診断から治療まで、幅広い知識専門性が看護に求められています。
安全・安楽な検査・治療環境の提供と、有害反応に対する援助と患者さんに合わせたQOL向上のケア看護に努めています。
画像診断・IVR科
 単純エックス線撮影・CT,MRI/エックス線透視/骨密度測定の画像診断と血管撮影/血管内・血管外の画像下治療であるIVRを行う科です。
内視鏡
 内視鏡技師・看護助手・クラーク・医師・看護師が連携しながら、検査・手術・治療を行います。

他部門関連

医療安全対策室

医療安全に対する意識を高め、医療事故を未然に防ぐために研修・教育・情報発信などを行っています。それぞれの専門性を活かし、意見を出し合い検討していくために看護職だけではなく多職種と協働TYMC一丸で取り組んでいます。

感染対策室

患者さんとご家族、職員などTYMCに関わるすべての人々を感染から守ります。感染対策上の問題発生時の対応、教育、医療関連感染サーベランス等、感染対策チームとして多職種と連携・協働し、感染対策に取り組んでいます。施設内だけではなく、関連施設や地域の施設とも連携しています。

入退院支援室

看護師・ソーシャルワーカー・地域連携担当者など多職種連携で、患者さんとご家族が安心して療養いただくための支援をしています。入院~退院の準備や注意点ついて共に考え、患者さんが慣れた環境に1日でも早く戻れるよう「かかりつけ医」など地域の医療機関とも連携しながらサポートしています。

リハビリテーション室

安全なリハビリを提供するためにセラピストと協働して運動負荷中の心電図変化の観察、歩行練習中の安全確保、慢性疾患の再発予防支援、嚥下評価などを行っています。患者さんとご家族の意向や個別性を多種職カンファレンスで共有しながら退院支援に繋げてく、多職種連携を日々実感できる明るく活気のある部署です。