IREIIMS セミナー
(つづき)
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第30回 2008年8月18日(月)
午後5:30より
「加齢、癌とアーユルベーダ(インド伝統医療)」
Renu WADHWA博士
独立行政法人産業技術総合研究所 (AIST) セルエンジニアリング研究部門
細胞増殖制御研究グループ 研究グループ長
ワドウワ先生のグループでは、CARFを発見し、これが老化とアポトーシスとにp53を二重調節する腫瘍抑制遺伝子であることを明らかにし、現在、がん治療応用に向けた研究を行っています。また、インドの伝統的治療法のアーユルベーダで使われるアシュワガンダ(インドニンジン)の抽出物が、p53機能の誘導とテロメレースの抑制によって、がん細胞を選択的に細胞死に誘導することを示しました。
第31回 2008年9月22日(月)
午後5:30より
「生体膜の生物物理:病態メカニズムの解明に対する脂質膜からのアプローチ
〜結核菌が生き延びる秘密〜」
早川枝李博士
東京女子医科大学 国際統合医科学インスティテュート 特任助教
原子間力顕微鏡(AFM)を用いて、膜内構造が研究出来ることを、実例で示されました。その例として、結核菌は、菌の持つLAM(lipoarabinomannan)で、宿主細胞内において、免疫タンパク質の分泌や機能の変化、脂質ドメインの構造変化、ファゴソームーリソソーム融合を阻害することなどで、生存可能な環境を作っていることが示唆されました。
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