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当院は、東京都区東北部の災害医療の中核を担う役割のある災害拠点中核病院です。
災害には、地震や洪水といった「自然災害」、事故や火災、爆発などによって引き起こされる「人為災害」、核兵器(Nuclear)、生物兵器(Biological)、化学兵器(Chemical)などによるNBC『特殊災害』があり、『特殊災害』発生時に、汚染されている傷病者の搬送や、救急車内で重症処置ができるように特別に改造した手術ができる災害特殊車両があります。
起こらないであろう(起こらないでほしいと願う)災害に対しても、いつでも対応できるように、当院では毎年、NBC『特殊』災害訓練をおこなっています。
〈簡易レントゲン装置の取り扱い説明を受けています〉
〈室外でのシュミレーション訓練の様子〉
〈NBC救急車内でのシュミレーション訓練の様子〉
今年度、NBC訓練に参加した看護師は、救命センターで救急車受け入れをする初療室の対応もしている5年目スタッフでした。訓練に参加して、「防護具を付けていると聞こえない。伝わっているかわからない」「コミュニケーションがとても難しい」「グローブを付けていると細かい作業ができない」が、訓練に参加したことで、「イメージがよりできるようになった」「防護具を付けての経験は大きかった」「訓練から気付いた考えたことを多職種で共有していきたい」など、訓練後すぐにチームで情報共有していました。
災害拠点中核病院としての役割を担うための“実践訓練”からの学びはとても大きいです。