活動報告

その他/Others

FATSが脳神経外科入院病棟所属の看護師と共同で進めている入院患者の転倒予防を目的とした研究で学会発表を行いました。

吉村克美,大吉真貴子,中川則子,小峰咲子,谷本奈都美,佐藤小百合 吉田ゆき枝,佐野元洋,白砂友里絵,佐藤由紀子,鈴木孝司,岡本淳 吉光喜太郎,生田聡子,岸川恵子,大熊あとよ,村垣善浩.転倒・転落予防に関する意思決定フローチャートの検証,第38回日本脳神経看護研究学会,2011.

本研究は患者の転倒・転落予防に使用されている離床・起床センサー(センサーコール)の有効活用を目指すものです。現状では,センサー利用の明確な基準がないため看護師の勘や経験でセンサー使用の決定がなされていますが、経験の浅い看護師は判断に迷い、またベテラン看護師が指導する際にも根拠が伴いません。そこで、看護師の「暗黙知」を「形式知」としてフローチャートとして書き下すことで、センサー装着基準を明確化しようとしています。

また今後の展望として、センサーコールにはかなりの誤報が含まれ看護師が駆けまわる事態が発生するという問題に対して、より制度の高いセンサー開発につなげていくことを目指しています。

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