八千代医療センター

診療実績

各科診療実績

消化器外科

年間手術数約500症例で約半数近くが消化器癌です。日本消化器外科学会専門医・指導医と、専門分野としての肝胆膵外科高度技能指導医、食道専門医、消化器内視鏡専門医、肝臓専門医、がん薬物療法専門医、内視鏡外科技術認定医が在籍し、すべての消化器癌に対して、手術、抗癌剤治療、内視鏡治療が専門的に治療可能な体制を整えています。

 2014年2015年2016年
食道癌564
(胸腔鏡補助下)003
(完全胸腔鏡)000
胃癌415044
(腹腔鏡)91613
十二指腸癌011
(腹腔鏡)000
十二指腸乳頭部癌202
(腹腔鏡)000
結腸癌414760
(腹腔鏡)101324
直腸癌254733
(腹腔鏡)102316
肛門管癌110
(腹腔鏡)000
膵頭部癌1084
(腹腔鏡)000
膵体尾部癌364
(腹腔鏡)000
胆管癌236
(腹腔鏡)000
胆のう癌631
(腹腔鏡)000
原発性肝癌121713
(腹腔鏡)003
転移性肝癌11107
(腹腔鏡)023
その他悪性腫瘍71214
(腹腔鏡)302
合計166207204
(鏡視下)325464

呼吸器外科

当科では完全胸腔鏡下肺葉切除術、ICG気管内注入による区域切除等行っています。
肺癌に対する標準術式として肺葉切除が確立していますが、CTにより小型肺癌の発見や高齢者、COPD等による低肺機能患者が多くなってきており、縮小手術も選択枝として考慮されます。当院では、2014年度より気管内にICGを注入することにより、蛍光するICGの特性を利用し、区域面を蛍光で描出し、区域切除術を行っています。また、胸腔内にCO2を送気し行う胸腔鏡下胸腺摘出術も行っております。

 2013年2014年2015年2016年
手術症例164176150171
(肺がん)97897597
(転移性肺腫瘍)9241915
(縦隔腫瘍)1111126

乳腺・内分泌外科

当院は乳癌学会認定施設として登録され、乳癌疾患を対象とした専門的な医療を提供しています。個別化治療が年々進歩しており、迅速で正確な診断と個々に応じた治療法の選択に努めています。また、形成外科医と連携した同時再建が可能な体制も整えています。

 2014年2015年2016年
乳癌手術数89102107
温存術数414537
同時再建443
術前化学療法91015

泌尿器科

泌尿器科では尿路及び生殖器に発生するがんを治療します。前立腺がん、ぼうこうがん、腎盂尿管がん、腎臓がん、陰茎がん、精巣がんなどがあります。八千代医療センター泌尿器科には、泌尿器科専門医、腹腔鏡技術認定医、ダヴィンチ手術プロクター(指導医)、がん治療認定医が常駐しており、適切な治療を提示、実践しております。
早期前立腺がんには手術治療、放射線治療、内分泌(ホルモン)治療、抗がん剤治療、監視療法など多くの選択肢があります。当院では前立腺がんの手術療法はダヴィンチによるロボット支援手術を実施しており、患者さんへの負担の少ない治療が受けられます。リスクの低い前立腺がん患者さんの場合は監視療法も行なっています。膀胱がんは表在がんと浸潤がんに分けられますが、表在がんでは経尿道手術 を浸潤がんの場合は膀胱全摘手術、放射線治療、抗がん剤治療などを行います。膀胱全摘手術は腹腔鏡手術を導入しており、ダヴィンチによるロボット支援手術(自費)も実施可能です。腎盂尿管がんの場合は腎臓と尿管を一緒に摘出する手術が主体になります。腎臓がんは手術療法が主体で、大きなものは腎摘出術、小さなものは腎部分切除を行います。腎摘出は腹腔鏡下手術で実施することが多く、腎部分切除はダヴィンチによる手術が可能です。病状が進行している場合は、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬などのお薬による治療を行います。
泌尿器科で扱うがんは高齢者の方が多いため、患者さんの体調に応じた最適な治療法を考えることが重要です。担当医とよくご相談ください。

八千代医療センター泌尿器がん手術件数の推移
 2014年2015年2016年
腎がん111720
腎盂・尿管がん61011
膀胱がん506387
前立腺がん10932

泌尿器科

泌尿器科

婦人科

婦人科では子宮・附属器(卵管、卵巣)の悪性、良性疾患、内分泌疾患、また体外受精を除く不妊・不育症治療まであらゆる疾患に産婦人科専門医がいつでも対応できる体制をとっています。また外来棟3階の婦人科外来は女性科外来と隣接していますので、更年期障害、乳腺疾患など女性特有の健康問題への総合的な取り組みが可能となっています。
病棟は外科系診療科のひとつとして外科系病棟で、術後の管理、抗がん剤を用いた化学療法などの入院診療を行います。手術に関しては、卵巣嚢腫、子宮外妊娠などにおいて低侵襲手術である内視鏡下手術も積極的に行っています。

婦人科悪性腫瘍手術実績
 2013年度2014年度2015年度
子宮頸がん手術658
子宮体癌手術1137
卵巣癌手術1578
子宮肉腫手術031
腹膜癌手術221
絨毛がん001
外陰がん100

化学療法科

化学療法科では、消化器がん(胃癌、大腸癌、膵癌、胆道癌、食道癌、肝癌など)を中心として、乳癌や他の固形がん、肉腫やGIST、原発不明がんなどに対する化学療法を行っています。当院は日本臨床腫瘍学会の認定研修施設であり、常勤のがん薬物療法専門医が対応に当たっています。患者様に最新の化学療法と、患者様の心に寄り添えるようなケアを提供できるように医師、看護師、薬剤師などのスタッフがチームで医療に取り組んでいます。

2016年度実績

当院で化学療法を施行した新規患者数(人)
 大腸癌胃癌 膵癌乳癌肺癌
2015年度33人24人24人67人47人
2016年度32人14人14人49人49人
当院で施行した年度別化学療法件数(件)
 大腸癌胃癌 膵癌乳癌肺癌
2014年度7222161491007399
2015年度8153412951031498
2016年度742309263943523

消化器内科

当部門においては主に早期の胃がん、食道がん、大腸がんなどに対して内視鏡を用いた治療(内視鏡的粘膜下層剥離術、内視鏡的粘膜切除術)を行っています。特に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD:Endoscopic Submucosal Dissection)は内視鏡の先端から小さな通電型ナイフを出し、粘膜下層を確認しながら切開剥離をしていく高度な治療であり、かつては外科手術が必要であった大型の病変でもおなかを切らずに治療をすることが可能になりました。ただし、難易度の高い手技であるため、習熟した医師が施術にあたっています。特に最近ではその中でも粘膜が薄く難易度が高いとされる大腸ESDの治療実績も年々増えており、正確で安全な治療を実施できる体制を備えています。

当部門でのESD治療件数の推移
 2014年度2015年度2016年度2017年度
胃・食道ESD60787437
大腸ESD8103029

※2017年度は4-9月現在です

当部門でのESDの例

当部門でのESDの例 当部門でのESDの例 当部門でのESDの例 当部門でのESDの例

胃ESDの例:胃の早期がんに対して、ESDを行いました。この患者さんでは早期胃がんが計4か所あったため、同時にESDを行いすべて治癒切除となりました。

当部門でのESDの例 当部門でのESDの例 当部門でのESDの例 当部門でのESDの例

食道ESDの例:食道の早期がんに対してESDを施行し、治癒切除となりました。

当部門でのESDの例 当部門でのESDの例 当部門でのESDの例 当部門でのESDの例

大腸ESDの例①:直腸の早期がんに対してESDを施行し、治癒切除となりました。

当部門でのESDの例 当部門でのESDの例 当部門でのESDの例 当部門でのESDの例

大腸ESDの例②:盲腸の大型の早期がんに対してESDを施行し、治癒切除となりました。

消化器内科・内視鏡科では、EMRやESDのような根治的治療の他に、胆管ドレナージ治療や消化管ステント治療といった化学療法や緩和治療へつなげる処置も積極的に行なっています。

当部門でのESDの例 当部門でのESDの例

さらに、消化管ステント治療の中でも大腸ステントは、大腸がんイレウスの患者さんに対して、術前の腸管減圧治療として有用であることが確立されてきています。腸管減圧目的の緊急人工肛門増設術を回避することが可能となり、外科手術治療への架け橋として有用な治療となっています。

当部門でのESDの例

また、膵癌などの診断に欠かせない超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診・組織診(EUS-FNA)も年間50例程行なっており、正診率は90%を超えています。最近では、胆道がんに対する胆道鏡検査も積極的に行なっており、EUS-FNAや胆道鏡を目的として近隣大学病院からの紹介患者さんも増えてきています。

当部門でのESDの例 当部門でのESDの例
 2015年2016年2017年(〜9/15)
胆道ステント709369
超音波内視鏡下瘻孔形成術8710
上部消化管ステント1474
大腸ステント1284
超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診514549
胆道鏡1820

血液内科

血液内科は様々な血液疾患に対して診断治療を行っています。特に白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器腫瘍に対しては化学療法に対応して病棟での無菌室を使用しています。平成28年には急性白血病8例、悪性リンパ腫30例、多発性骨髄腫7例の新規症例を治療しました。入院だけでなく、化学療法室での外来治療も行っています。

血液内科化学療法件数(件)
 白血病悪性リンパ腫 多発性骨髄腫骨髄異形成症候群
2014年2916616882
2015年4812112735
2016年39220150134

専門医一覧

がん治療関連専門医リスト(2018年5月1日現在)

日本がん治療認定医機構がん治療認定医消化器外科濱野 美枝、杉下 敏哉
乳腺内分泌外科地曵 典恵
化学療法科倉持 英和
呼吸器外科星野 英久、黄 英哲
血液内科兒玉 聖子
泌尿器科乾 政志
日本臨床腫瘍学会指導医化学療法科倉持 英和
がん薬物療法専門医化学療法科倉持 英和
日本血液学会専門医血液内科浅野 千尋、兒玉 聖子
日本乳癌学会乳腺専門医乳腺内分泌外科地曵 典恵
認定医乳腺内分泌外科地曵 典恵
日本消化器外科学会指導医消化器外科新井田 達雄、片桐 聡、太田 正穂、鬼澤 俊輔、濱野 美枝
専門医消化器外科新井田 達雄、片桐 聡、太田 正穂、鬼澤 俊輔、濱野 美枝、杉下 敏哉、石多 猛志
日本食道学会食道外科専門医消化器外科太田 正穂
日本肝胆膵外科学会高度技能指導医消化器外科新井田 達雄、片桐 聡
日本消化器病学会指導医消化器内科西野 隆義、戸張 真紀
消化器外科新井田 達雄、片桐 聡
専門医消化器内科西野 隆義 、戸張 真紀、白戸 美穂、濱野 哲也
消化器外科新井田 達雄、片桐 聡、鬼澤 俊輔、濱野 美枝、杉下 敏哉
日本肝臓学会専門医消化器内科戸張 真紀
消化器外科片桐 聡
日本超音波学会指導医消化器外科片桐 聡
専門医消化器外科片桐 聡
日本呼吸器外科学会専門医呼吸器外科関根 康夫、星野 英久、黄 英哲
日本呼吸器学会専門医呼吸器内科桂 秀樹、横堀 直子、切士 紗織
呼吸器外科黄 英哲
日本消化器内視鏡学会指導医消化器内科西野 隆義
消化器外科太田 正穂
化学療法科倉持 英和
専門医消化器内科西野 隆義、戸張 真紀、白戸 美穂
消化器外科太田 正穂、鬼澤 俊輔、濱野 美枝、杉下 敏哉
化学療法科倉持 英和
日本呼吸器内視鏡学会指導医呼吸器外科関根 康夫、星野 英久
専門医呼吸器外科黄 英哲、星野 英久
呼吸器内科切士 紗織
日本泌尿器内視鏡学会技術認定医泌尿器科乾 政志
日本泌尿器科学会指導医泌尿器科乾 政志
専門医泌尿器科乾 政志、花島 文成
日本産婦人科学会専門医正岡 直樹、三谷 穣、中島 義之、秋山 美里
日本脳神経外科学会専門医川島 明次、林 正孝、橋本 和敏、長原 歩
日本病理学会研修指導医病理診断科廣島 健三、大出 貴士、米森 葉子
病理専門医病理診断科廣島 健三、大出 貴士、米森 葉子
日本臨床細胞学会細胞診専門医病理診断科廣島 健三、大出 貴士、米森 葉子