八千代医療センター

各室の紹介

化学療法室

室長 倉持英和(化学療法科)

がんセンター化学療法室は、院内の化学療法を安全に効率的に運用していくための専門部署です。院内の外来での化学療法は、外来棟2Fの化学療法室で行われています。14床(ベッド7床、リクライニングシート7床)からなる化学療法専用の空間で、専任の看護師と医師が常駐しています。詳細は八千代医療センター化学療法部HPをご覧ください。
八千代医療センターの化学療法患者数は年々増加してきておりますが、増える業務のなかで、安全を保ちながら、待ち時間を少なくして、負担の少ない治療を受けてもらえるようにスタッフは定期ミーティングを行いながら、運用を検討しています。

また、2017年4月には第2病棟(新棟)5F「がん治療病棟」がオープンしています。診療科を問わず、院内で入院化学療法を行う患者さんや、入院による体調管理が必要な方を治療していくための専用病棟です。がん治療病棟と化学療法室では、がん治療看護に特化した看護師(化学療法看護認定看護師、がん看護専門看護師などを含む)を中心に、安心して治療を受けていただけるような看護を心がけています。

化学療法科 集合写真

がん緩和ケア室

室長:地曳 典恵(乳腺内分泌外科)

緩和ケアの役割は、時期にかかわらずがんに伴う体と心の痛みやつらさを和らげることです。また、緩和ケアは、患者さん本人や家族が「自分らしく」過ごせるように支えることを目指します。体のつらさだけでなく、心のつらさあるいは療養生活の問題に対しても、社会制度の活用も含めて幅広い支援を行うことも大切な役割です。
緩和ケア室を構成する緩和ケアチームとしてがん患者さんに対応しています。週に1回、多職種で構成されたメンバーが各診療科医師からの依頼を受け、身体的、精神的、社会的、霊的なさまざまな問題について解決のためのアドバイスを行います。また定期的に院内スタッフ、地域スタッフと勉強会も行ないスキルアップを図るとともに、緩和ケアの重要性を啓発しています。 がんの患者さん、ご家族の方は病気以外にもさまざまな問題や悩みを抱えてしまいます。みなさんが安心して治療を受けられ、療養できるようサポートしてまいります。

がん教育研修室

室長:関根康雄(呼吸器外科)

がん教育研究室は、がんに係る医師、薬剤師、看護師などのスタッフの教育や研修を行う部署です。日々進歩するがん治療に対応し、最新の治療を提供する体制を維持するには、医療スタッフも定期的に新しい知識を習得していく必要があります。がん教育研修室では以下のような取り組みを行っています。

1)院内、院外がん治療勉強会の開催
院内スタッフ対象、もしくは八千代市周囲の医療関係者を対象としたがん治療のセミナーを定期的に開催しています。院内、院外から講師を招聘して、様々な癌の分野における最新の知識を学んでいます。

2)Cancer Boardの開催
外科、内科、化学療法科、病理診断科、放射線科の医師や看護師を中心とした医療スタッフが集まり、定期的に院内のがん患者さんの治療方針を討議するカンファレンスを行っています。一つの診療科や一人の医師の意見にとらわれず、多角的に様々な立場から一人一人の患者さんにとってベストな治療法を検討しています。

3)がん関連の認定看護師、専門看護師の育成サポート
がん患者さんの看護には専門の知識と経験が必要です。当院には、がん看護専門看護師、がん化学療法看護認定看護師、乳がん看護認定看護師、緩和ケア認定看護師などの専門スタッフが常駐していますが、今後このような資格を目指す看護師のサポートを行い、専門スタッフの充実を図っていきたいと考えています。

レジメン審査室

室長:増田道彦(血液内科)

がんの化学療法のときの薬剤の種類や分量、投与順序や投与速度などをあらかじめ規定したセットメニューをレジメンと呼びます。抗がん剤は種類や投与量を間違えれば致死的な医療事故を引き起こす可能性があり、実際に昔は全国的にそのような報告がみられました。現代の医療では、あらかじめ規定したレジメンに基づいて治療をオーダーすることにより、①投与薬剤や投与量の間違いがない(電子カルテにより身長体重などのデータから自動計算され過量投与ができないシステムになっています)②医師だけでなく、調剤する薬剤師や実際に投与を行う看護師が治療内容を把握できるので、複数の目で確認ができる ③オーダーや調剤の時間が短縮できて作業の効率化につながる、などの利点が得られるようになりました。
レジメン審査室では、各診療科から申請されたレジメンを審査、管理しています。それぞれのレジメンの内容が科学的根拠(エビデンス)に基づいているか、投与方法や投与量は適切か、投与する対象はどのような患者か、などの視点で、医師、薬剤師、看護師、治験管理室などの他職種が審査を行っています。

がん患者相談室

室長:縄島 正之

がん患者相談室(がん相談支援センター)は、がん患者さんの療養生活における様々な問題(医療費等の経済的問題、自宅でも医療的管理が必要な方、治療の継続と仕事の問題、終末期の療養環境の調整など)に対し、ソーシャルワーカーと看護師が、医師やがん看護専門看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフなど院内だけでなく、地域の訪問医や訪問看護師、ケアマネジャー等とも、状況に応じて連携しながらご相談に応じています。
現在は、外来棟4階の医療支援室ががん相談の受付窓口となっています。昨年10月から約200名のがん患者さんの相談に応じています。八千代市を中心に船橋市や花見川区の患者さんが多く、在宅療養に関する相談や転院先の調整など、療養環境の整備に関する相談が多くなっています。第2病棟の受付窓口など体制が整い次第、がん患者相談室にスタッフが常駐する体制となる予定です。
第2病棟1階正面玄関を入って左手にがん患者相談室(がん相談支援センター)の面接室があります。外来棟4階の医療支援室でもご相談は可能です。遠慮なくお声かけください。

がん登録室

室長:中村 努(消化器外科)

がん登録はがんの予防、早期発見、各種治療法の効果、新規の治療法の安全性などについて集計解析して今後のがん対策に役立てる役割があります。院内がん登録は国立がん研究センターをはじめとするがん診療連携拠点病院を中心とした都道府県単位の登録制度です。当院では2013年から院内がん登録実務者2名により精度の高いがん登録が行われています。なお、2016年からは全医療機関を対象とした全国がん登録が開始されております。

当院における院内がん登録の実績です。昨年(2016)分は現在登録中です。

がん登録は個人情報の保護に万全を期しております。個人の特定は不可能ですのでご安心ください。また、患者情報は院内がん登録実務者が県や国立がん研究センターなどの公的機関に送付する以外に使用または公表することはございません。

がん地域連携室

室長:中村 努(消化器外科)

がん診療は当院単独ですべてのことを行うことは不可能であり、八千代および東葛千葉地域の診療所、クリニック、病院との連携しております。また、介護保険制度も運用されており、市役所・介護関係の施設との連携も行われています。治療後の経過を地域の連携医療機関と共同で診療する地域連携クリティカルパスを胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん(5大がん)の主に早期の患者さまを対象として運用しております。

当院におけるがん地域連携クリティカルパスの運用実績です。昨年までに35名の方に当院が計画策定し、地域の医療機関と共同で診療しております。

がん地域連携室は医師、看護師、ソウシャルワーカー、事務員で構成されています。がん診療で地域連携に関する疑問やご要望があればご連絡ください。