がんセンターについて

研究部門長挨拶

がんセンター研究部門長 衛生学公衆衛生学(二)分野教授 山口 直人

近年の分子生物学の発展により、がんが遺伝子異常による疾患であることが明らかになると、発がんや転移・浸潤、がん免疫などのメカニズムの解明や新規抗がん剤の開発、治療の効果予測など、がん研究について毎年世界各地から非常に多くの研究報告がなされるようになりました。また医用工学分野においても、簡便で高感度の早期がん診断技術の開発、最先端の内視鏡手術・ロボット手術に必要な器具の開発、新しい放射線機器の開発、再生医療の応用など、基礎研究の重要性はますます大きくなりつつあります。

東京女子医科大学では平成19年10月にがんセンターを立ち上げ、がん医療に総力で立ち向かう体制を整えました。まだ生まれたての若い組織ではありますが、研究部門では学内の基礎系・臨床系研究者が横断的なネットワークを形成することにより、がん克服に向けて本学の英知を結集した、極めて効率的かつ先進的な研究が行なわれるようになりました。今後は全学的な研究テーマを積極的に発信し、近い将来に世界のがん診療・がん研究をリードしていけるような組織に育てていきたいと思っております。一同真摯な姿勢で精進いたしますので、皆様方には暖かいご支援とご理解のほどをお願い申し上げます。