FATSについて

東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 先端工学外科学分野(FATS)は、2001年に先端生命医科学研究所改組、大学院医学研究科 先端生命医科学系専攻の開始とともに誕生した新しい研究組織です。

「安全な外科手術というものは存在しません。だからこそ医療現場では手術の安全性をどのように確保するかが問われ続けているのです。」

本研究室は、医療の安全を支援する技術を中心に研究開発を行っています。脳外科でみると、脳はちょうど絹ごし豆腐のように 柔らかい非常にデリケートな臓器です。しかも場所によっては1 mmでも違うと異なる機能が存在するという微細な構造をもっているのです。 脳の手術とは、もろくて複雑な臓器を手術することなのです。手術の安全を確保し常に改善していくためには、外科医の系統的なトレーニングが 必須なのは言うまでもありません。さらに外科医を支援する新しい手術システムの開発が不可欠で、とりわけ、切除すべき場所、傷つけては いけない場所を常時正確に識別し、安全にかつ正確に手術できるようにすることが重要なのです。これらを実現するために、外科医の新しい目 (術中オープンMRI・インテリジェント手術室など)、新しい手(精密誘導手術用機器・システム、ラジオサージェリーシステムなど)、新しい脳 (戦略デスク・医療トレーサビリティー・イベントレコーディングシステム・E-ナイチンゲールなど)を医工連携とスピード・イノベーションの 理念を基に産・官・学のスタッフと共同で研究開発中です。