「みんなちがってみんないい」あなたの大切にしていることは何ですか?

患者さんと手を取り合った
チーム医療で、より良い人生を
送れる手助けをしたいです。

星井 英里 [東医療センター]

1996年入職

血液浄化室勤務 / 透析認定看護師 / 愛知県出身

Interview インタビュー

患者さんの一言が私の人生を変えました。

私は「腎臓移植看護がしたい!」と女子医大病院に入職しました。
透析室に配属になり、出逢った患者さんの「透析とともに生きていく決心をした私たちには、看護師さんの力が必要なのよ」という一言で透析看護を極めようと決心しました。そして周囲の後押しもあり、透析看護認定看護師になることができました。

自分を育ててくれる透析患者さんとの関係を大切にしていきたいです。

病棟で8年間過ごした後、透析室に戻りました。嬉しかったのは、患者さんが「おかえりなさい」と言って温かく迎えてくださったことです。私は患者さんに育てていただいたといっても過言ではありません。

患者さんと手を取り合える看護を目指し、東医療センターでは様々な活動をしています。

東医療センターに異動した直後は病棟に所属しました。病棟で東医療センターの患者さんの特徴などを知ることができました。地域の特徴として、高齢・独居の患者さんが多く、地域医療に密着した東医療センターならではの看護が必要となります。家族環境に応じた関わりも必要だと考えます。

院内の透析患者さんに関する相談も受けています。透析患者さんは様々な合併症を抱え、色々な診療科に入院されることが多いので、気軽に相談できる環境を作っているところです。

またEN/CN/CNS連絡会を通じて他分野の認定看護師と協働し、根拠に基づいた看護の向上も図っています。昨年度からは認定看護師教育センターの実習生を受け入れています。

慢性期の患者さんとの関わりは、一生続きます。患者さんに、透析をしながらもよりよい人生を送っていただくための手助けをしたいと考えています。
透析療法におけるチーム医療とは、患者さんを中心に置いて周囲を医療スタッフが囲むのではなく、患者さんとも手を取り合って透析療法に向かっていく物だと私は考えております。患者さんの思いに耳を傾け、患者さんが望む人生を送るための方法・手段を一緒に考えていける看護師を目指しています。

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