「みんなちがってみんないい」あなたの大切にしていることは何ですか?

みんなが自分らしく、
笑顔で看護を続けられるように。

白石 和子 [東京女子医科大学病院]

1985年入職

看護部長 / 認定看護管理者 / 千葉県出身

Interview インタビュー

看護師になったのはただ漠然とした考えからでした。

私が看護師になろうと思ったのは、高校生の頃、『手に職をつけて』、『人とかかわる仕事』ができれば自律して生きていくことができると漠然と考えたからで、立派な理由や強い意志があったわけではありませんでした。
振返ると、「東京女子医科大学」一筋、あっという間に35年が経ちました

どうすれば良くなるのか、スタッフと共に語り合った日々。
思い返すと楽しかったことばかりです。

今でも看護師を続けていられるのは、最初の職場である旧脳神経センター4階に配属され、そこで、「患者さんを中心とした看護」を学び、看護の楽しさややりがいを教えていただいたことにつきます。
様々な機能障害を呈した患者さんに笑顔が戻った、言葉を発した、食べ物が飲み込めた、歩いてトイレに行くことができたなどなど、患者さんの反応の変化に一喜一憂し、「脳神経疾患看護」にはまっていきました。毎日どうしたら患者さんが少しでも回復するのか、自律に向かうことができるのかスタッフと共に語りあった日々を昨日のように覚えています。
「術前・術後、退院指導は私たちに任せて!早く良い状態で退院できるのは私たち看護師にかかっている」と、医師とも信頼関係を築くことで「任せた!」「任された!」と患者さんの話題でいつも血気盛んに挑んでいました。当時から、多職種カンファレンスも日常的に行われており、それが現在にも繋がっていると思います。
長い看護師人生、当然山あり谷あり、「一体私は誰のために何をやっているのか…」と何をやっても自信が持てない時期、看護の壁にぶつかり、眠れぬ夜もありました。一人で乗り越えられない時には、朝方まで飲んで語らうことも…そしてリセットして、また次の日は元気に仕事をしていた。それも今思い返すと楽しかったことばかりです。

今後も何にでもチャレンジ出来る風土を築き、皆さんを応援していきます。

師長になってからは、対象が患者さんからスタッフへと変化しましたが、基本的には、みんなが自分らしく、自分のやりたい看護が活き活きとできればいいと思っています。そして、お互いの看護観を語り合い、スタッフや同僚・上司と切磋琢磨して、看護の継続や質向上に繋げられるような、活気ある職場環境を作っていきたいと思っています。
東京女子医科大学には、諸先輩方が築いた「やりたいことを自由にやらせてもらえる風土」が根付いており、自分自身も活かされていると思います。何にでもチャレンジできる、その風土をこれからも繋いでいきます。看護は楽しいから続けていられると笑顔で言えるよう、皆さんのことを上司・先輩、同僚、チーム全員で応援していきます。不安なこと、辛いこともあると思いますが、一人で悩まず、共に考え、共に学び、共に成長しましょう。一人でも多くの方と出会えることを願っています!

適切な感染対策の実践を目指し、日々考えながら働いています。

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