多汗症外来

多汗症外来のご案内

汗の悩みから解放され、自分らしい毎日へ

多汗症に悩まされ、日常生活の質(QOL)が低下している方は非常に多くいらっしゃいます 。 近年、脇や手の多汗症に対しては新しい抗コリン外用薬が登場し、治療は劇的な進化を遂げています 。しかし、依然として以下のような複合的なお悩みを抱えている方は少なくありません。

  • 発汗の悩み: 脇や手、全身などの過剰な発汗
  • 肌や身体の不調: 肌荒れ、汗による冷え
  • メンタルの不調: 対人不安、人目が気になる

当院では、これまでの古医学書文献と最新の医学知識を照らし合わせ、漢方と現代医学の両面から解決の糸口を一緒に探していきます。


当院の特徴

1. 「数値」で変化を実感する診療

診断にあたっては、WEB問診と多汗症疾患重症度判定尺度(HDSS)による重症度評価や、他の疾患が隠れていないかを確認する血液検査などを行い、客観的な評価に基づいた診療を行います 。治療のプロセスを可視化することで、納得感のある治療を進めます。

2. 漢方によるオーダーメイド治療

多汗症は漢方医学においても決して容易な分野ではありませんが、適切な見立てによって劇的に改善する「著効例」も多く存在します。

  • 全身を診る: 単に汗を止めるだけでなく、体質や背景にあるバランスの乱れを整えます。
  • 煎じ薬への対応: 医療用漢方エキス製剤だけでなく、より病態に細かく合わせられる「煎じ薬(生薬をご自宅で煎じて服用するもの)」にも対応しています。

3.最適な治療環境の提案

漢方薬だけでは対応が困難な場合や、現代医学的な精密検査・専門的治療が優先されるべき場合は、速やかに女子医大本院などの関連施設や他の医療機関への受診を推奨いたします 。患者様にとって常に最善の選択肢を提示することを大切にしています。


診療の流れ

  1. 事前準備(WEB問診):来院前にWEB問診を入力いただき、睡眠や他の不調の頻度・程度を伺います(再診時も毎回伺います)。
  2. 初診・検査:来院後、HDSSで重症度を確認し、診察を経て最適な漢方薬を処方します。
  3. 再診(約2週間後):お薬との相性や副作用の有無を確認します。
  4. 効果判定(約4〜6週間後):再度HDSSを記入いただき、治療の効果を詳しく判定します。
  5. 継続的な調整:以後、月1回を目安に通院いただき、その時々の状態に合わせて処方を微調整し、着実な改善を目指します。

メッセージ

汗の悩みは、周囲に相談しづらく、一人で抱え込んでしまいがちです。「体質だから仕方ない」と諦めていた方も、どうぞお気軽にご相談ください 。 漢方の適応かどうかの判断も含め、あなたの生活が少しでも快適なものになるよう、誠実に向き合ってまいります。一緒に解決への道を探していきましょう。

統括担当医師 津嶋伸彦