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医学生・初期研修医の方へ/専門医を目指す方へ/教室員募集

腎臓小児科で“パワフルな小児科医”になりませんか!

腎臓は、からだのバランスを維持する“かんじんかなめ”の臓器です。
当腎臓小児科で研修すれば、

1 ちょっと苦手な(?)体液電解質異常も軽々と解決→輸液療法の達人になれます。
2 おしっこがでない、血清カリウム値も6.8 mEq/Lまであがっている、肺水腫で息が苦しく意識がもうろうとしている3歳女児が救急搬送→颯爽と急性血液浄化療法を駆使して救命できるようになります。
3 腹膜透析中の2歳女児、難治性腹膜炎になってしまったと相談:パーマネントカテーテルを挿入して血液透析へ変更、暫く維持血液透析をしてから腎移植→小児慢性腎不全治療の超スペシャリストになれます。
4 血尿+蛋白尿陽性、確定診断をつけなければ→腎生検を実施、さらに自分で病理組織診断ができるようになります。
5 ステロイドが効かない、シクロスポリンも効かない難治性ネフローゼ症候群の5歳男児の相談:アフェレシス療法を上手く併用して完全寛解→体外循環血液浄化療法を使いこなして難治性腎疾患を治療できるようになります。
6 腎移植後の8歳女児が発熱・咳・呼吸苦を主訴に受診、サイトメガロウイルス肺炎+カリニ肺炎だった→難治性感染症にも強くなれます。
7 その他にも、先天代謝異常(高アンモニア血症に対する急性血液浄化療法)、遺伝疾患(原発性高蓚酸尿症、常染色体劣性多発性のう胞腎に対する肝・腎複合移植)、膠原病・自己免疫疾患(重症全身性エリテマトーデスに対する血漿交換療法)、感染症(敗血症に対するエンドトキシン吸着療法持続的血液濾過透析)などなど→小児医療のあらゆる領域において、困った時の力強い助っ人になれます。
8 最後に、腎臓小児科の守備範囲は小児だけではありません。子ども達が成人期へキャリーオーバーすれば、内科医へバトンタッチするまでの期間は責任もって診療します。→新生児から大人までみられる小児科医になれます。

医学生の方へ

 東京女子医科大学病院には充実した卒後臨床研修プログラム外部へのリンクアイコンがあります。
小児科コースもありますが定員2名と少ないため、基本コースを選択して研修2年目に、是非、腎臓小児科を選択してみて下さい。卒後臨床研修プログラムのなかに腎臓小児科での研修内容が記述されています。
詳しくは、三浦 健一郎(みうら けんいちろう)医局長(kmiura@twmu.ac.jp)までご相談下さい。

初期研修医、後期研修医の方へ

 東京女子医科大学病院には40年以上の歴史がある大変優れた医療練士研修制度があります。医療練士研修生は、病院職員としての身分・待遇が保証されており、また医療練士研修生の身分のまま本学大学院生も兼ねることができるコースも整備されています。研修期間は初期臨床研修終了後の5年間ですが、詳しくは、医療練士研修プログラム外部へのリンクアイコンを参照して下さい。
 小児診療に関しては、東京女子医科大学病院には、腎臓小児科の他に、小児科、循環器小児科、母子総合医療センター新生児部門の4科の小児内科系診療科があり、互いに協力しながら診療・教育・研究をすすめています。平成18年度からはこれら4つの診療科が協力して小児科総合プログラムをスタートさせています。
 小児の腎臓病に興味があれば、是非、腎臓小児科を選択できる小児科総合プログラム(後期研修)を開始して下さい。腎臓小児科への入局は通常後期研修終了後の卒後6年目以降です。ただし、それ以前でも、相談のうえ研修していただくことも可能です。
詳しくは、三浦 健一郎(みうら けんいちろう)医局長(kmiura@twmu.ac.jp)までご相談下さい。

専門医を目指す方へ

 当腎臓小児科は、日本の大学病院のなかでは唯一独立した診療科として小児腎臓病を専門に標榜しています。あらゆる小児腎泌尿器疾患に対して最善の治療が提供できるようにと1979年に開設され、37年の歴史を有します(詳細は教室紹介をご参照下さい)。この間、全国の大学病院や基幹病院から多数の医師が研修しております(最近の研修医師一覧をご参照下さい)。この一覧をご覧になってわかるように、研修期間は各先生方の事情によってさまざまです。研修期間や研修期間中の身分に関しては、柔軟にかつ生活に困らないように対応していますので、何時でも遠慮なく服部(hattori@twmu.ac.jp)までご連絡下さい(とても welcomeです)。

教室員募集

 小児腎臓病診療の更なる向上を目指して、一緒に精進できる仲間を広く募集しております。腎臓小児科の“5つのP”教授挨拶をご参照ください)があれば、経験は全く問いません。
是非、服部(hattori@twmu.ac.jp)までご連絡下さい。

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