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入職8か月を迎えるこの時期は、一人でできるようになった基本的な看護実践が増えてきた一方で、任される仕事量の増加や、多様な業務に直面することでの焦りや緊張から、インシデント・アクシデントに遭遇することが増える時期でもあります。
そこで11月に、チーム医療の一員として安全な医療を提供する使命を担うために、「安全」「観察と判断」「確認」について、看護技術の『与薬』に着目し、看護実践導入8か月研修をおこないました。

医療安全対策部師長による『安全・安心な看護を提供するために必要なこと』の講義を聞き、
「何事にも根拠や手順があることを改めて学ぶことができた」「看護師としての責任を持つことが大切であると振り返れた」「知識を持ったうえで観察しアセスメントすることが大切だと学べた」「業務が多忙な時こそ確認を怠らないようにすることが重要だと学んだ」など看護師として自分が実施した看護の結果に責任を持つことを改めて認識しました。

薬剤部部長による『薬剤の安全管理』のプログラムでは、講義と演習(点滴薬剤の二槽バック製剤の隔壁開通確認)で、正しい手順・確認方法などを学びました。
「手順を遵守することが予防になる」「手順を遵守することで患者の安全を守ることができることが分かった」「思い込みを防ぐためにも手順を守る必要があると学んだ」「慣れてきたからこそ手順を遵守することが大事だと学んだ」「ただ手順通りにやるのではなく、その意味を理解することも大事だと学んだ」など、薬剤を取り扱う責任をしっかりと学ぶことができました。

業務委員会委員長の講義『安全な与薬のための責務と行動』では、アクシデント事例から今後自分たちがどのように行動するのかということと、安全な看護のために“レベル0報告”が必要であることを学びました。
「報連相をしっかりと行い、患者の安全を守っていけるようにしたい」「チームで働いていることを再認識した」「一人で判断せずに分からないことを相談することも責任であることを理解した」「レベル0報告が増えることで、防げる事故はたくさんある」「ヒヤリハットから学べることが多かった」など事例を通して学びを深めることができました。

任される仕事量の増加や、多様な業務に携わるようになってきた今、看護職自身の健康の大切さを知ることができるように、メンタルヘルスエキスパートナースからの『責任に向き合うためのセルフケア』の講義を聞きました。
「自分の身体、精神状態をしっかりと知る時間を作ろうと感じた」「自分を責めたり悲観的になったりするのではなく、客観的に見てみることも大事だと思った」「責任と向き合うために考え方を変えていきたい」「自分の時間もしっかりと取る」など、グループワークを通してさらに、責任とうまく付き合う考え方のヒントを得ることができました。

『入職8ヶ月の成長のふりかえり』では、グループワークで入職8か月間の気づき・学びの分かち合い、全体での共有をおこないました。

「一人で行うこと、できることが多くなったと同時に、より責任を感じるようになった」「グループワークを通して話し合う内容やエピソードから成長を感じた」「研修を重ねるたびに成長していることを感じて嬉しくなった」「仲間と振り返ることで、気づかなかった変化に気づくことができた」など、それぞれの成長への気づきと、『安全・安心・安楽な看護実践のために必要なこと』を学び、看護のプロフェッショナルとしての基盤を積み上げていく上での支えあう機会となる研修となりました。