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お知らせ
2025.10.22

【院内防災訓練を実施しました】

当センターは大規模災害発生時に、地域の医療機関からの情報収集や災害医療活動の統括を行い、重症患者の受け入れや、東京都庁などへの連絡調整といった区東北部の災害医療の中核を担う『災害拠点中核病院』です。

毎年10月第3週土曜日には、防災訓練をおこなっています。今年度は、朝6:30に都心南部直下型地震が発生(M7.3/足立区最大震度6弱)という被害想定での防災訓練を実施しました。

〈暫定災害対策本部;早朝の地震発生のため、少人数での本部から活動開始です〉

〈トリアージエリア;まずは病院入口で患者のトリアージをおこないます〉

患者役は、看護専門学校学生さんにご協力をいただき、患者想定に合わせ名演技で参加してくださいました。

〈緑エリア;軽症の患者さんの診察前の問診をおこなっています〉

〈黄エリア;中等症の患者さんの受け入れ場面〉

どのエリアも、トリアージタックに書かれた情報をもとに確認しながら診察、必要な処置や検査をおこないます。医師、看護師、様々な医療職種が協働して対応します。

〈赤エリア;最も緊急度が高く、生命の危機的状況にある患者の受け入れ場面〉

〈警視庁航空隊ヘリコプター搬送訓練〉

広域より、重症者がヘリコプターで搬送されるという設定で、警視庁航空隊との搬送訓練も実施しました。

〈災害対策本部;入院部門担当〉

災害対策本部では、各部門や病棟、外部からの情報などを集約し必要な指示を出していきます。各病棟でも、どのように患者配置をすれば管理ができるか、どれくらいの新規の入院を受け入れられるかなど、当日の各病棟の状況で机上訓練をおこない、災害対策本部へ報告をおこない訓練に参加しました。

〈病棟での机上訓練〉

「災害発生時に、考えた通りに部屋移動ができるか?夜勤帯だったならばスタッフ数も少ないから大変だと思うが、部屋移動は必要だと思う」と真剣に机上訓練をおこなっていました。

〈西新井警察コラボ企画〉

今回の防災訓練では、西新井警察や足立区とのコラボ企画もありました。「重量物排除方法」「テコの原理を利用した救出方法」「身近なものを活用した担架作成方法」など説明を聞きながら実際に実施しました。「ドローン機体展示・飛行展示」もありました。

参加者全員が真剣に取り組み想定した防災訓練を終了しました。訓練後は各部門で振り返りをおこない、病院全体での検証会、訓練の講評をおこないました。各部門で気付いた課題を今後の災害対策や防災対策マニュアルに活かしていくことで、災害拠点中核病院としての役割を担えるのだと実感できる防災訓練でした。

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