共生・循環型細胞培養システムと培養食料品の生産技術

 地球上において藻類・植物と動物は、物質循環を通じて共生しリサイクルする生態系を形成しています。この循環を細胞培養まで落とし込むサーキュラーセルカルチャー(CCC)の実現に向け研究を進めています。具体的には、藻類から抽出した栄養素と増殖因子を産生する複数種類の細胞の分泌物を含む培養上清を用い、食用利用する細胞を増幅します。次に、組織工学的技術を駆使して増幅した細胞を成熟化・肉厚化させることで、畜肉に匹敵する栄養価と食感を有しながらも安価な立体組織である「細胞性食品」を創るというイノベーションの実証を目指しています。今後深刻化する世界の食料不足問題を、穀物飼料を藻類に、畜肉を動物細胞に置き換えて、省スペース・低環境負荷・持続可能な食肉生産システムの開発により解決することを目指しています。

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