「みんなちがってみんないい」あなたの大切にしていることは何ですか?

患者さんの不安や葛藤を
少しでも和らげてあげることが、
大切な役割だと考えています。

小澤 慶子 [八千代医療センター]

2017年入職

救命ICU勤務 / 東京都出身

Interview インタビュー

救命救急という現場で、患者さんやご家族のために私もできることをしてあげたい。

学生の頃、家族が救急搬送されたことがありました。不安でいっぱいだった私や家族に、搬送先の病院の看護師は暖かく対応して下さり、とても安心したことを今でも覚えています。私も救命救急という現場で、患者さんやご家族のためにできることをしてあげたい、という思いを抱き、それが救命ICUを志望したきっかけとなりました。

常に疑問を抱き理解していくことが、患者さんの安全に直結すると考えています。

救命ICUでは、日々勉強の毎日です。救急の患者さんなので、疾患は幅広く、原因不明なこともあります。使用する薬剤や機材も多く、覚えなくてはならないことも山ほどあり、頭がいっぱいいっぱいになってしまいます。
ですが「何故このような症状があるのだろう」、「何故この患者さんにこの薬剤や機材を使用しているのだろう」と考え、患者さんの疾患や症状と、薬剤や機材の必要性を理解し全てが繋がったときは、勉強することに面白みを感じます。常に疑問を抱き理解していくことで、患者さんの安全に直結していくと考えています。今後も様々な知識や技術を吸収し、自分自身の糧となるよう努力していきます。

頑張っているのは患者さん自身なのに、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられると胸が熱くなります。

以前、人工呼吸器を使用している認知症の患者さんを受け持ち、無事にその患者さんは抜管し人工呼吸器を離脱することができました。
再挿管にならないよう患者さんを観察し、不安を少しでも軽減できるように一緒にいる時間を増やして声掛けを行なっていたところ、「ありがとう」と抜管後のかすれた声で私に伝えてくれました。頑張っているのは患者さん自身なのに、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられ、胸が熱くなりました。

24時間モニター管理、仕切りはなくオープンフロア。救命ICUという特別な環境下へ患者さんは救急搬送され、気持ちを整理しきれないまま様々な不安や葛藤を抱き入院生活を過ごされていると思います。そんな患者さんの不安や葛藤を、私たち看護師が関わることで少しでも和らげて安心できる環境を作り出せるようにすることも、看護師の大切な役割だと考えています。患者さんとご家族をしっかり支えることができる看護師に成長していきたいです。

適切な感染対策の実践を目指し、日々考えながら働いています。

TOP

(C)Tokyo Women’s Medical University.All Rights Reserved.