
当院ではPETのみを行うPET装置と、PETとCTを加えたPET/CT装置の2種類の装置を使用しています。
それぞれに特徴があり、調べる目的、内容に応じて使い分けを行います。
- ■PET装置、PET/CT装置とは?
- PET装置は、FDGを注射して体内の分布を画像化するもので、
全身撮影の場合は目の上からひざ上までの体幹部全体が撮
影の範囲となります。なお、頭部、心臓の検査にもこの装置が
用いられますが、撮影方法が異なり、全身撮影と同時に行う事
はできません。
これに対して、PET/CT装置はPETとCTが一体型となった
もので、一度の撮影でPETとCTの両方の画像が得られます。
PET単独の装置に比べてCTの解剖情報を合わせた画像が
得られ、より明確に病変部位や範囲が診断できます。
- ■PET/CT装置の適正使用
- 当院では、PET/CTが最も威力を発揮するのは、がんの存在が
強く疑われるか、すでにがんと診断されている方の病期診断
(がんの全身への広がり具合)、ならびに再発診断の場合であり、
これらの目的に優先的に使用されるべきであると考えます。
逆に、がんの可能性が低い場合(たとえばがん検診目的や、
腫瘍マーカーの軽度上昇の原因検索など)には、まずPET装置
による撮影を行い、さらに詳細な検査が必要な場合に限って、
引き続き部位を限定し、PET/CTの撮影を追加します。
これはがんの可能性の低い方には、なるべく少ない放射線被
ばくで検査を済ませることを考慮した方針です。