先輩の声

Voice 01
講師 尾身 葉子 東京女子医科大学 1999年卒 1999年入局

内分泌をやりたくて内分泌外科に入局しました。内分泌外科の手術は、術野が狭く、手が小さい女性が活躍しやすいです。また長時間の手術は少なく、救急患者も稀です。体力的な負担は他の外科分野よりも少ないので女性でも長く続けられると思います。私は、子供はいませんが、家庭との両立をしながら、無理なく大学勤務を続けられています。子育てをしながら、勤務を続けておられる女性医師も在籍しています。女子医大では女性医療人キャリア形成センターがあり、女性医師のキャリア形成を様々な形でバックアップしてくれます。内分泌外科医は数が少なく、専門性が高いので、研究テーマは多くあり、学術的に活躍できる可能性は大きいです。

内分泌外科を選んだ理由は?

ホルモン産生腫瘍を治療することにより、全身のさまざまな症状がよくなることに興味をもち、内分泌外科を選択しました。

仕事のやりがいを感じるときは?

手術を終えた患者さんに「ありがとう」と言ってもらえた時。

職場の環境はいかがですか?

約半数が女性医師です。医局員数は少ないですが助け合いながらやっています。

今後の目標を教えてください。

内分泌外科医を一人でも多く育てること。

入局希望者に向けてメッセージをお願いします。

内分泌外科医を目指す人をお待ちしています。キャリアは人さまざまですので、できるだけ希望に沿えるよう応援します。

Voice 02
助教 中居 伴充 神戸大学 2016年卒 2021年入局

内分泌外科を選んだ理由は?

東京女子医科大学内分泌外科に入局するまで、もともと消化器外科を志望し、医師5年目まで市中病院で一般外科を研修しておりました。今後の専門性を考えた際に、その一般外科研修の中で甲状腺を始めとする頚部手術を経験するうちに、頚部には神経、血管等の解剖学的に重要な構造物が多く、手術自体が非常に面白いこと、また副甲状腺機能亢進症や副腎腫瘍による疾患等の、ホルモン産生過剰による病態が、外科的手術により劇的に改善することに魅力を感じました。

仕事のやりがいを感じるときは?

当科では入局年に関係なく、手術を執刀する機会がありますので、自分が外来で診た患者さんが手術を受けられ、病態が改善することを実感できた時です。また大学という側面から研究活動も盛んであり、自分の興味がある分野で研究し、様々なことを勉強できることは非常に面白いです。

職場の環境はいかがですか?

人数はさほど多くなく、医局の規模としては小さいですが、その分風通しは良く、自分の考えも反映されやすいため、非常に働きやすい環境が整っていると思います。

今後の目標を教えてください。

当科は教授を始め、内分泌外科領域では一流の先生方がいらっしゃると自負しております。その先生方と共に、早く一人前の内分泌外科医となり、そして一人でも多くの内分泌外科を志望する先生方と一緒に仕事をしていきたいと考えています。

入局希望者に向けてメッセージをお願いします。

当科は内分泌外科領域では国内で最も歴史のある医局であり、また歴史だけではなく実績もあります。大学を取り巻く環境は日々変化していることは痛感しておりますが、国内の内分泌外科を牽引する当科のスタンスは少しも変化しておりません。少しでも内分泌外科に興味のある学生、先生方は、一度見学にいらしてください。是非お待ちしております。

Voice 03
助教 山梨 裕希 東京女子医科大学 2017年卒 2019年入局

内分泌外科を選んだ理由は?

初期研修のローテートがきっかけです。自分の中では全く程遠かった分野でしたが、マイナーながら想像以上に患者さんからの需要があること、また手術の傷が非常に美しかったこと、医局の雰囲気が良かったことから生涯携わりたい分野として決めました。

仕事のやりがいを感じるときは?

手術後、症状の改善に患者さんが喜んでいる姿を見るとき。手術前後でホルモン値や血圧・血糖など明らかな数値の改善がみられる時。

職場の環境はいかがですか?

医局員の先生方が皆優しく、誰にでも何でも気兼ねなく話すことができ、家族のような雰囲気であるところが魅力だと思います。

今後の目標を教えてください。

まずは多くの症例に携わり内分泌外科専門医を取得することです。知識と技術を研鑽してより大勢の患者さんの力になりたいと思っています。

入局希望者に向けてメッセージをお願いします。

外科医として成長しながらプライベートも充実した毎日を送れる素敵な職場です。医局員一同、一緒に働ける日をお待ちしています。