教授秘書退任のご挨拶
私が明石教授のもとで働かせていただくようになったのは、コロナ禍まっただなかの2020年でした。それから5年、至らぬ点も多々ありましたが先生方のご指導のおかげで、なんとか仕事をこなして参りました。この年齢(実年齢は内緒です)にして多くの学びや経験を与えてくれた先生方、環境に本当に感謝しております。
この5年間で教授室の引越しを2回経験しましたが、そのたびに、周囲の方々にいつもお部屋の雰囲気が明るく、うらやましいと言われておりました。それもひとえに明石教授の人柄によるもの・・。
よくある医療ドラマでいうなら明石教授は、一般ピープルがお話しすることも難しいような天井人なのですが(のはず)、秘書にも立場の垣根を飛び越えて、朗らかに接してくださる方で、お茶目で魅力あふれる先生でした。
ハンコお願いします!と書類をクリアファイルにいれておいておくと、クリアファイルの上から押印してある(もちろん実話です)・・・なんてことは序の口で、「大変!!左右の靴違うのはいてきた!!」(え??そんなことある(笑)?)なんてこともありました。また、これは先生がお忙しいからなのではありますが、コーヒーをいれようとドリップをセットするものの寸暇を惜しんでお仕事をされるため、お湯が沸く間に存在を忘れて時間がたち、あ、忘れてた!お湯さめちゃった・・とまたお湯を再沸騰させて、そのまま・・・忘れ去られる・・・。何度もお湯をわかすのに、一向にお湯が減らない電気ポット(笑)。教授の魅力あるエピソードは数えきれません・・・。
医局の先生方も暖かく、気遣ってくださる方ばかりで、働きやすい環境をつくってくださいました。おかげで、どんなに忙しい状況でも
私のストレスチェックは、
よく眠れますか?→はい 食欲はありますか?→はい 仕事の相談はできますか?→はい
結果→全く問題ありません(笑)。
このような素敵な環境下で仕事ができたことは本当に幸せでした。乳腺外科医を目指している先生(読んでないか(笑))! 東京女子医科大学乳腺外科、文句なしにお勧めです!
この場から離れるのは寂しく、後ろ髪ひかれる思いですが、東京女子医科大学乳腺外科の益々の発展と先生方のご活躍を祈念して筆をおきたいと思います。
在職中にお世話になった方々にもこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
長井 和佳子