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センター長

2024年5月1日付で救急医学分野教授・基幹分野長、救命救急センター長を拝命いたしました。約30年に渡る当教室の歴史と伝統を大切にしながらさらなる発展を目指してまいります。私自身は国内で外科、救急を修練し、米国医師免許取得後にニューヨークの外傷センターで2年間の臨床フェローシップを修了、その後米国に残り多くの一般外科手術、外傷手術、血管外科手術を経験しました。高水準の救急医療の提供を追求し、大学の基本的役割である教育、研究にも尽力してまいります。

救急医学分野 教授・基幹分野長森 周介

経歴

山梨医科大学医学部医学科卒業
信州大学大学院医学研究科修了

  • 山梨大学医学部附属病院
  • 佐久総合病院
  • 茅ヶ崎徳洲会総合病院外科
  • 山梨大学医学部付属病院救急部助手
  • 慈泉会相澤病院外科
  • 東京医科歯科大学医学部附属病院救命救急センター助教
  • Department of Surgery, Westchester Medical Center, New York Medical College (NY, U.S.A.), Trauma and Acute Care Surgery Fellow
  • Department of Surgery, Montefiore New Rochelle Hospital (NY, U.S.A.), Surgical Staff
  • 東京医科歯科大学大学院救急災害医学分野講師

臨床

東京女子医科大学救命救急センターは二次救急から三次救急まで幅広い症例を受け入れています。近隣には複数の救命救急センターがありますが、昨今の救急要請頻度の増加と東京の過密人口のためか救急受け入れ要請数も増加傾向です。当センターは重症初療室、救命救急センター専用のICUを有し重症疾患や緊急手術症例の集中治療を行っております。ECMO、持続的血液濾過透析法(CHDF)を初めとする様々な先進機器を駆使し、可能な限り高い疾患予後を見据えて最良の治療を提供できるよう集中治療の水準を高める努力をしています。治療内容についても常に最新の情報に注目し、どの施設と比較しても遜色のない医療を提供できるよう心がけています。また、大規模総合病院ならではの特性である各専門科での高度医療の実践が可能となっており、各科連携のもと高度で先進的な医療を提供しています。

教育

教育施設としての充実も重要な課題として認識し、医学生、看護学生の教育に重点を置いています。特に救急医療では医師として具有すべき最低限の救急初期診療を習得していただくべく、様々な講義、シミュレーションを用いた実習を交え、臨床実習でこれを十分に生かせるような工夫を行っています。臨床実習においては、取得してきた知識と技術を忌憚なく発揮してもらうべく丁寧な教育を心がけています。

初期研修医教育では、必修科目となった救急科研修が適正かつ充実したものとなるよう、実践的な教育環境を提供しています。手術や処置は指導医のもとできる限り多くの症例が経験できるよう配慮しています。また、希望者には学会参加の機会を提供し、論文の執筆まで指導します。さらに救急科を専攻される方に対しては、国内のどの施設にも引けを取らない能力を獲得していただくべく、外科系、内科系を問わずあらゆる救急症例を経験し、積極的に手技を修得していただきます。学生〜専攻医までその教育においては、本学の理念である「至誠と愛」の理念に基づき慈愛に満ちた医療従事者になれるような指導を心がけております。

さらに、私自身が米国で知識と手技を修得した経験から、海外での臨床経験を希望する方にはそれが実現できるような支援をいたします。海外の資格試験受験の際には円滑な手続きと勉強ができるよう配慮し、勤務体系も考慮します。

研究

大学は研究施設であり、研究活動に勤しんでおります。最善の医療の提供には常に最新の情報に敏感である必要があり、そのためには論文を読み研究を理解する能力だけでなく、自らが研究を執り行う力も身につけておく必要があると考えます。研究課題は基礎から臨床まで多岐に渡り、基礎研究を行いたい者は本学の付属施設であるTwins(Tokyo Women’s Medical University and Waseda University Joint Institution for Advanced Biomedical Sciences)での実施も可能となっています。また、臨床研究においては豊富な症例の中から稀有な症例の報告に始まり、疫学研究、前向き・後向き研究、他施設共同研究などを実践していただきます。あらゆる分野の研究が可能な本学において、世界に翔ける能力を獲得していただけるよう努力しています。