統合医科学研究所

 Tokyo Women's Medical University Institute for Integrated Medical Sciences (TIIMS)

 




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 先端生命医科学系専攻・統合医科学分野

〜分子情報解析を基盤とした基礎医学研究と臨床医学研究の統合〜 

 統合医科学分野は文部科学省科学技術振興調整費戦略的研究拠点育成事業(スーパーCOE)に平成17年度に採択された「国際統合医療研究・人材育成拠点の創成」により開設された国際統合医科学インスティテュート(IREIIMS)の誕生とともに発足しました。
 本分野では主として分子情報解析を基盤に基礎医学研究と臨床医学研究を有機的に統合し、疾患の分子メカニズム解析とそれに基づく疾患の予防・診断・治療法の開発を推進する研究を行います。医学研究においてはこれまで多くの基礎的研究が積み重ねられていますが、それら基礎研究の成果が臨床医療に効率よく生かされているとは必ずしも言いがたい状態となっています。基礎医学研究と臨床医学のギャップは"the valley of death(死の谷)"とも呼ばれ、医学研究全体の大きな課題と認識されており、近年はそれを橋渡しするトランスレーショナルな視点が強調されています。
一方、医学研究においてはこのような基礎から臨床へ向かう研究の流れのみならず、臨床での問題点を基礎的に解析するフィードバック的なアプローチも重要です。
 本分野ではIREIIMSの後継施設として開設された統合医科学研究所(TIIMS)を主たる研究の場とし、同研究所の持つゲノム、染色体の網羅的かつ精密な解析力を基盤に、がん、生活習慣病、先天性疾患等、身近であるにも関わらず未だに克服されていない難病について基礎、臨床の垣根を取り去った双方向性のトランスレーショナルな視点に基づく研究を推進します。


  

主たる研究可能テーマ
 

 がんの分子病態解析を基盤とする分子診療法の開発 / 担当:古川教授

 がんの病態は複雑な分子機構で成り立っている。その病態を主として胆のうは信号伝達経路の異常であるが、幾重にも重なった制御機構とクロストークにより極めて複雑なネットワークを形成しており、未解析の部分が大きい。
 がんの分子病態を詳細に解析することによりがん発生進展の分子機構を解明し、がんの予防、診断、治療に有用な情報を明らかにして、それを応用した分子診療法を開発する。
  

 大規模ゲノム解析による疾患分子機構の解明 / 担当:古川教授

 疾患感受性遺伝子の同定はこれまでは主として連鎖解析や構造異常領域を指標としたポジショナルクローニング法や候補遺伝子アプローチ法により行われてきた。
 ごく最近になり、次世代シーケンサーと呼ばれる超ハイスループットはDNA塩基配列解析装置が開発され、1施設におけるヒトゲノムの全塩基配列解析が現実的に可能となった。
 本分野ではこのような機器を利用した最先端のゲノム解析技術に基づく疾患分子機構の解明をすすめ、臨床診療に有用な情報を明らかにする。
                                                    
  


 疾患iPS細胞を用いた疾患病態研究 / 担当:山本准教授

 パーキンソン病やアルツハイマーなどの遺伝的な神経疾患のほとんどは脳が主な病変となる慢性疾患であるため、画像診断や遺伝子診断によって診断が確定されているのが現状である。
 しかし、画像診断による確定診断には限界があり、遺伝子診断における診断も遺伝的多様性のある疾患については容易ではない。
 そこで本研究では、そのようなバイオプシーすることが困難な臓器が冒される難病を対象として、疾患患者から疾患特異的iPS細胞を作成し、特定臓器の細胞に分化させ、病態を解析する研究を行う。

 



 ゲノムコピー数を疾患感受性との関連に関する研究 / 担当:山本准教授

 ゲノム上は人によってコピー数が異なる領域が多く存在していることが明らかになってきた。
 多くの遺伝子はコピー数の違いが表現型に影響することはないが、一部の染色体領域は、先天性疾患や生活習慣病、癌などの発症との関連が示唆されている。
 本研究では、ゲノムコピー数と疾患感受性との関連、さらにそのようなゲノムコピー数多型が引き起こされるメカニズムについて研究する。