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受講後のご活躍

40年近い歴史の間、日本の医薬・医療機器産業、学会等で活躍する数多くのユニークな人材を輩出しています。ここでは、BMC修了後にご活躍されている方々から、開発に携わった医療機器や、BMC受講が役立ったご経験について紹介していただきます。

「内視鏡の開発」5期 寺田昌章氏(オリンパス)

1950年に開発され盲目的に胃内を撮影する胃カメラは、現在では消化器、気管支等のあらゆる部位の直接観察と同時に、処置・治療も可能なビデオ内視鏡へと発展した。さらに、内視鏡は患者さんへの負担が少なく、且つ医療効率性も高いため、病院にとって不可欠な医療機器となっている。カプセル内視鏡の出現は内視鏡の将来の可能性を示唆するもので今後医療分野での更なる発展が期待される。

「Cardiolife 自動体外式除細動器」17期 荻野和郎氏(日本光電)

一般の方が使用可能な除細動(PAD:Public Access Defibrillation)用の機器であるために、装置が救命の手順をわかりやすく伝えること、使用者が迷うことなく除細動できる簡単な操作性であること、何時でも使えるためのセルフテスト機能を搭載していることをコンセプトに開発しました。そして、より精度の高い除細動適応の判定ロジックを追求し、患者さんにより速く、より最適なエネルギー値と波形での通電を可能にしました。

「ヘリカルCTの開発」34期 浜田祐二氏(東芝メディカルシステムズ)

輪切り画像から動画へ。技術革新により、頭部、心臓などの動画撮影を実現した世界で唯一の4次元CTスキャナ、東芝Aquilion ONE。日本国内での開発完了後、私は米国に移り、本製品の米国内マーケティング、販売活動を支援しています。装置を導入いただいたJohns Hopkins University、Brigham Woman’s Hospital等、世界に冠たる施設の医師との討議では、BMCで学んだ臨床医学の知識が今でも活きています。

「術者支援ロボット」42期 奥田英樹氏(デンソー)、岡本淳氏(東京女子医大)

手術を止めず、術者の「ふるえ」と「つかれ」を止める、術者支援ロボット、デンソー「iArmS®」。術者の意図を汲み取り、「軽やかな腕への追従」「任意位置での腕の支持」「ロボットからの腕の離脱」の3つのステートを自動的に切り替えます。ヒトとロボットのハイブリッドとも言うべき、類のない術者支援ロボット。大学の研究成果とデンソーの産業用ロボット技術が、BMCで出会うことから生まれました。

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