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【開催報告】彌生塾講演会・ダイバーシティ環境整備事業中間報告会「女性が輝き続けるダイバーシティ推進のために」を開催しました(12/8)

2018年12月8日(土)弥生記念講堂にて彌生塾講演会・ダイバーシティ環境整備事業中間報告会を開催しました。当日は学内外合わせて約500名の参加があり、大盛況のうちに終了いたしました。

 

本講演会の司会は彌生塾塾長である内田 啓子教授が行い、はじめに吉岡 俊正理事長・学長、岩本 絹子副理事長が挨拶され、本学が女性医療人の活躍推進に一層取り組んでいく旨の抱負を述べられました。

続いて第1部の座長を務める肥塚 直美理事(女性医療人キャリア形成センター長)からご紹介があると早速大きな拍手に迎えられて東京都知事である小池 百合子先生がご登壇されました。基調講演として、東京都が進めている「3つのシティ」施策のうち、女性活躍推進を含んだ取組である「ダイバーシティ」に焦点を当ててお話しいただきました。女性の政治参画の現状や、全国と東京都を比較した女性医師・看護師の就労状況など年々高まっている女性就労率についてご説明いただき、「ライフ・ワーク・バランス」を整えるためには男性の家事・育児への参画が重要であるということや、また、東京都が行っている具体的な施策として、働き方改革やテレワークの推進、休職明けの女性医師・看護職員の復職研修等についてご紹介いただきました。

質疑応答の時間では学生から、男性が多い職場等で女性だから出来たこと・逆に困ったこと・その時の対処について質問が挙がり、小池先生は女性として初めて防衛大臣に就任した時のエピソードを交えながら、女性であることの前に、人間として極め、そこに女性であることのプラスアルファを活かすことが重要と回答されました。

講演後には、小池先生の発案で急きょ客席と一緒に写真撮影を行うこととなり、参加者には嬉しいサプライズとなりました。

 

休憩を挟んで第2部では、最初に女性医療人キャリア形成センター 副センター長である斎藤 加代子特任教授が本学の女性医師・研究者支援の歩みについて講演しました。男性医師よりも女性医師に診てもらった方が患者の予後が良く、死亡率も低い、というデータを示した際の「死にたくなければ女性医師に診てもらおう!」というやや過激なセンテンスには会場のあちこちで笑いが起こっていました。

次にダイバーシティ環境整備事業推進室長の本多 祥子准教授が2016年より本学で採択された文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」に関わる取組について講演を行いました。本学のダイバーシティ事業は取組内容が多岐に渡るため、様々な取組が紹介されるたびに参加者の皆さまは頷いたり驚いたりしながら講演に聞き入っていました。
唐澤 久美子医学部長の閉会の挨拶をもって、本講演会は無事に終了いたしました。

 

参加者の皆さまから以下のような感想を頂いております(アンケート抜粋)。
・様々な人が働ける東京をつくりあげるというのはとても大変だと思うが、大切なことだとも思うので頑張ってほしい
・小池都知事の言葉の1つ1つにすごいエネルギーを感じました
・自分たちの知らないところで、未来の自分たち女性のための環境整備が進められていたことに驚きました
・「日本の未開発エネルギーの最たるものは日本の女性の力だ!」という言葉がとても印象に残りました。女性の力を活用していけるように、医療者として声を上げていきたいと思いました
・医療界においても女性推進が遅れていることを改めて痛感した
・スライドなど明快で、説明が分かりやすく、受付や会場案内も良く気持ちの良い報告会でした
・女性教授の割合が高く、自分の大学とは全く違う点に驚いた
・ダイバーシティ環境整備がよくできていてびっくりしました。自分が結婚、出産する時にこのような事業が利用できたら本当に楽だったろうと思いました
・(本学は)様々な先進的な取組をしていると思うが、そのことが組織内外のいずれにも伝わっていないことが本当に残念に思う

 

ご協力賜りました東京都の皆さま、ご来場いただきました参加者の皆さま、またご尽力いただきました関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。

 

なお、本講演会は学内教職員向けにDVDの貸し出しを実施する予定です。貸出準備が整い次第、法人イントラにてお知らせいたします。

 

 (挨拶 吉岡 俊正理事長・学長)

(挨拶 岩本 絹子副理事長)

 (司会 内田 啓子教授)

(基調講演 小池百合子先生)

(第1部座長 肥塚 直美理事)

(記念写真の様子)

(第2部報告 斎藤 加代子特任教授)

(第2部報告 本多祥子准教授)

(閉会の挨拶 唐澤 久美子医学部長)

 

※本講演会はダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業の一環として、実施しました。

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・彌生塾主催のイベント(セミナー・講演会など)への優先参加
・希望者へのキャリアカウンセリング
【対象】学内の女性医師(大学院生を含む)および学内外の本学卒業生、本学医学部6年生
★詳細・申込はこちら→http://www.twmu.ac.jp/yayoijuku//recruitment/
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