新着情報

【開催報告】彌生塾主催「リーダーシップセミナー第2回」を開催しました(9/28)

 2018年9月28日(金)、彌生塾・本科生を対象とした「第2回リーダーシップセミナー女性研究者におけるリーダーシップとは(後編)」を第1病棟第5会議室にて行いました。
 5月に開催された「リーダーシップセミナー第1回」に引き続き小田信也先生と、今回新たに塩塚万理先生(ともにトーマツイノベーション株式会社)にお越しいただきました。

 前回セミナーの最後に触れた、リーダーとして部下(メンバー)に仕事を任せることの必要性、仕事の見極め方・頼み方からセミナーが始まりました。その延長として、より成長をさせるには成功法則・失敗法則を構築させる「振り返り」が重要であることを教えていただきました。悪い方法で部下への振り返りをするリーダーの動画を確認し、参加者が隣の方と改善点を話合うことで、振り返りをサポートする時の質問の仕方など参加者各々に発見があったようでした。

 次に、部下とのコミュニケーションについて講義されました。部門長(リーダー)になるためには、3要素(職務意識・スキル・業務時間配分)を自覚する必要があります。特に人に動いてもらう・動かすための「スキル」は、様々なタイプの部下に応じて変えていかなければなりません。部下の自発性・モチベーションに合わせた指導方法として「ティーチング」と「コーチング」を取りあげ、その特徴と質問例を説明されました。
 更によりよい仕事に繋げるため、ある役割・業務において突出した成果を出すための行動特性(コンピテンシー)を説明され、その後参加者はコンピテンシーセルフチェックを行いました。チェックの後は隣の方と自身の特性について話し合い、講師へ質疑も繰り広げられため、自己の特性について意識できたようでした。

 最後に上司とのコミュニケーションについて講義されました。ロバート・ケリーの研究によればリーダーの成功のカギはフォロワー(指導者を補佐する能力、部下としての地位・任務)が握っているということで、フォロワーシップの有効性やフォロワーの貢献力、批判力を説明されました。またフォロワーシップの分類を知ることで、上司との関係に悩んだ時、自分の立ち位置を確認しどう動けばよいのか、考える基準となることも教えていただきました。

 参加者からは
・具体的な事例が多かったので理解がすすんだ
・自分自身を客観的に見つめる良いチャンスになりました
・時間を上手く作り、自分のしなければいけないこと、しなくてよいこと、してはいけないことを整理します
・相手により、又内容により、コーチングとティーチングを分けて柔軟に対応したい
・フォローアップをしっかりとって、リーダーシップに活かしていきます
などの感想が寄せられました。

 次回は12月8日(土)16:30~17:30(中央校舎1階会議室)にて、「リーダーシップセミナー第3回」が開催されます。

※本セミナーはダイバーシティー研究環境実現イニシアティブの事業の一環として、実施しました。

◆彌生塾ではリーダーシップ能力や研究力の向上に積極的な塾生・本科生を募集しています。
・彌生塾主催のイベント(セミナー・講演会など)への優先参加
・希望者へのキャリアカウンセリング
【対象】学内の女性医師(大学院生を含む)および学内外の本学卒業生、本学医学部6年生
★詳細・申込はこちら→http://www.twmu.ac.jp/yayoijuku//recruitment/
(東京女子医科大学HPメニュー「法人・大学案内」>「社会貢献」>「女性医療人支援」>「彌生塾」>彌生塾HPメニュー「塾生・本科生の募集」)