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心臓血管外科

どのような手術が最も適しているかは、内科医だけではなく、
実際に執刀する外科医の目から見ることも重要です。
長年携わってきた多くの治療実績と執刀経験をふまえ、
患者さんの目線から診療いたします。
東医療センター日暮里クリニックでは、弁膜症外来血管外来を設け、ご相談から、症状に合わせた手術法の検討にいたるまで、曜日を決めて経験ある専門医が診察いたします。
詳しくは03-3805-7771までご連絡ください。


Q.1 弁形成術と弁置換術の違いは?
A.1 弁形成手術は、緩んだ部分を切り取ったり、弁を引っ張る腱索を人工的に作るなどして形を整え修復して、弁がちゃんと閉じるようにする手術です。弁の形体によっては高度な技術を必要としますが、弁置換術に比べて術後に血栓ができる危険性が低く、回復が早いという利点があり、心臓の機能も保たれます。
弁置換術は、状態の悪い弁を切除し、人工弁を取りつける手術です。 人工弁にはカーボンでできた機械弁と動物の組織を使った生体弁があります。 機械弁は、血が固まりやすいので、血栓予防の薬を永久的に飲み続けなりません。生体弁は、耐用年数があるため、再手術が必要になる可能性が高くなります。

大動脈弁は弁の形状などから修復が難しく弁置換術が主流ですが、僧帽弁は90%以上弁形成術が可能です。
特に僧帽弁閉鎖不全症では早い時期に弁形成術をすると合併症も少なく、回復も早いので、当院では早めに手術されるようお勧めしています。ただし、手術時間が弁置換術に比べ長くなる場合もあり、高齢者や合併症のある方には弁置換術をお勧めすることもあります。

Q.2 手術の費用について
A.2 心臓血管手術に実際にかかる費用は非常に高額ですが(250万~800万円)、高額医療費制度により1ヶ月の医療費の自己負担限度額が設けられており、それを超えた分は保険で賄われることになっています。患者様の負担を軽減するために下記の制度があります。

高額療養費制度(リンク先詳細は厚生労働省ページをご参照ください)
  健康保険を使って診療を受けた時の、1ヶ月(暦月:月の初めから終わりまで)の医療費の支払いが一定の額(自己負担限度額)を超えると、超えた分が高額療養費として、各健康保険から支給されます。  

加入している保険者にあらかじめ申請をして、限度額適用認定証の交付をうけることにより、1ヶ月(暦月)の病院への支払いを自己負担限度額までにすることができます。その結果、病院窓口での支払いの負担を軽減することになります。

1か月の自己負担限度額(70歳未満の方)
  所得状況によって異なります。 各健康保険組合へお問い合わせ下さい。
 
該当者 1ヶ月の自己負担限度額

上位所得者

150,000円+(かかった医療費-500,000円)×1%

一般世帯

80,100円+(かかった医療費-267,000円)×1%

税非課税世帯

35,400円

高齢者の医療費助成(70歳以上の方)
  1ヶ月の自己負担限度額を超えた場合は、限度額までの支払いとなります。
食事療養費(260円/食)や室料は別途、自己負担となります。
 
該当者 1ヶ月の自己負担限度額
現役並みの所得者
一般世帯
80,100円 +(かかった医療費-267,500円)×1%
一般世帯 44,000円
住民税非課税世帯 24,600円(15,000円※)
自立支援医療(更生医療)
  18歳以上の身体障害者手帳を取得されている方で、手術が必要な方が対象です。
原則として手術の為の入院前に必ず申請が必要です。
負担額は医療費が原則1割負担になります。(所得により負担に上限額があります。)
申請先:居住地の区市町村役場 障害福祉担当課
医療費の負担について詳しいご相談をご希望の方は医療社会相談室ソーシャルワーカーにご相談ください。
【 お問合せ先 】医療社会相談室 03-3810-1111 (内線:3141・3142)

Q.3 セカンド・オピニオンについて
A.3 ご自分の病気、受けている診断や治療方法について、より理解を深めるために、ご自身が診療を受けている医療機関以外の専門医に意見や助言を求め、情報を集めることです。それによって、現在、受けている診断・治療法を納得して診療をうけることができます。
通常、セカンドオピニオンでは、相談者のお話と現在の主治医からの検査資料、画像資料をもとに相談をお受けし、新たな検査を行わないのが原則ですが、当院では弁膜症の場合、担当教授が実際に心エコーを見て判断を下すようにしておりますので、当日心エコーは、とり直していただいております。セカンドオピニオンとしての費用は発生いたしません。

Q.4 動脈瘤のステント治療とは?
A.4 本邦での大動脈瘤に対するステントグラフト治療は、腹部大動脈瘤に対して2007年1月、胸部大動脈瘤に対しては2008年7月に保険適応となり、手術件数が年々増加しています。
従来の人工血管置換手術に比べ、カテーテルの技術を使用するので手術創が小さく体にかかる負担が少ないという利点があります。術後の回復が早く入院期間も短くて済みます。ご高齢の方や、他に併存症がある方には有利な方法です。一方、ステントグラフト周辺や、瘤のなかにある動脈の枝からの血流が動脈瘤内に残存することがあり、手術のような確実性はありません。また、動脈瘤のできた部位や形、動脈硬化の程度によってはステントグラフト治療が難しい場合もあります。近い将来には手術と、ステント治療の件数の比率が、1:1になるのではないかと予測されております。 個々の患者様に対し、手術とステント治療とどちらが適しているかをよく検討し、最良の治療法を選択することが重要です。
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