ブックタイトルSincere No.11 2019.1

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概要

Sincere No.11 2019.1

20 Sincere|No.11-2019こんなところが女子医大■ ビデオ学習と演習で実習に備える2018年10月中旬から12月初旬にかけて、看護学部の学生が4つのグループに分かれ、それぞれ10日間の日程で東京女子医科大学病院をはじめ東医療センター、八千代医療センター、至誠会第二病院を舞台に母性看護学実習を行った。母性看護は妊婦、産婦、出産した褥婦、そして新生児が対象となるが、女子医大の母性看護学ではそうした母子(児)の看護だけでなく、ウーマンズヘルスの視点から女性の健康をとらえ、思春期や更年期のヘルスケア、ライフステージにおけるホルモンの変化、世界の母子保健など幅広い教育を行っているのが特徴だ。母性看護学実習は、妊・産・褥婦および新生児それぞれの特性を理解して看護を実践する基礎的能力を養うとともに、そうした女性のさまざまなライフステージにおける健康支援に、母性看護がどのように関わっていけばよいかを理解することに主眼が置かれている。では、11月12日から実習を行ったグループ(22人)の動きを追ってみよう。実習初日、学生たちは学内の実習室で終新生児の沐浴演習風景。日、ビデオ学習と技術演習に取り組んだ。母性看護学実習母親の偉大さと生命の尊さを実感東京女子医科大学看護学部の学生は、3 年次に母性看護学実習を行う。出産に立ち会い、母親と赤ちゃんを看護する基礎的な技術を養うとともに、女性のさまざまなライフステージにおける母性看護の役割を理解するきっかけとなるのがこの実習である。