ブックタイトルSincere No.11 2019.1

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Sincere No.11 2019.1

18 Sincere|No.11-2019東医療センターが2021年度に荒川区から足立区へ移転荒川区西尾久で80年以上の歴史を刻んできた東京女子医科大学東医療センター。このほど足立区江北への移転が正式に決まり、2021年度に三次救急や災害拠点機能を備えた最新の病院がオープンする予定である。施設将来計画・シリーズ③ 新東医療センター基本協定書に署名する足立区の近藤やよい区長と女子医大の吉岡俊正理事長。区東北部医療圏の新たな中核病院2018年12月19日、「東京女子医科大学東医療センター建設及び運営等に関する基本協定」が足立区と東京女子医科大学との間で締結され、東医療センターが足立区へ移転することが正式決定した。締結式では足立区の近藤やよい区長と女子医大の吉岡俊正理事長が協定書に署名捺印し、それぞれが挨拶。近藤区長は、「大学病院の誘致は68万区民の悲願であり、基本協定締結に至ることができたのはたいへん喜ばしいことです。東医療センターは吉岡彌生先生が開設されましたが、私の名前も同じ“やよい”であり、『どうぞよろしく!』といわれているような気がします。これからも足立区と女子医大が一致協力して移転事業に取り組んでいきたいと思います」と述べ、吉岡理事長は、「足立区のご厚意により、念願だった新病院建設の夢を叶える第一歩を踏み出すことができました。新病院は、現在お世話になっている荒川区を含めた区東北部医療圏と周辺地域に継続して貢献する医療施設でなければなりません。“至誠と愛”をもって移転事業を進めていく所存です」と決意を表明した。続いて女子医大の副理事長であり、施設将来東医療センター新病院検討委員会の委員長でもある岩本絹子副理事長が、「東医療センターの建物が老朽化し、建替えも困難という事情から、荒川区内で移転先を模索していたところ、足立区から前向きな話があり、それがきっかけとなって基本協定締結を迎えることができました。この移転事業に当初から携わっている者として、今日に至りましたことを感無量に思い胸がいっぱいです。近藤区長をはじめとする関係各位の並々ならぬご尽力の賜です。新しく生まれ変わる東医療センターの実現に向けて、今まで以上のご支援・ご尽力をお願い致します」と挨拶した。左から足立区の工藤副区長、長谷川副区長、近藤区長、女子医大の吉岡理事長、岩本副理事長、東医療センターの内潟病院長。