ブックタイトルシンシア10号

概要

シンシア10号

TOPICS小池百合子東京都知事から記念の楯を贈られる吉岡俊正理事長・学長。東京都女性活躍推進大賞を受賞東京女子医科大学は2017年12月、「平成29年度東京都女性活躍推進大賞」を受賞した。女性活躍推進大賞は、すべての女性が意欲と能力に応じて多様な生き方が選択できる社会の実現に向け、女性の活躍推進の気運を醸成するために東京都が創設したものである。第4回目となった平成29年度は、産業分野、医療・福祉分野、教育分野、地域分野での募集が行われ、女子医大は教育分野での大賞受賞となった。女子医大の女性医療人キャリア形成センターが推進している「キャリア形成・ライフイベントとの両立支援」、「上位職への積極登用」、「全国の女性医療人を対象とした再研修制度」が高く評価され、大賞受賞につながった。2018年1月18日に東京都庁で行われた贈呈式では、小池百合子東京都知事から女子医大の吉岡俊正理事長・学長に賞状と記念の楯が贈られた。小池都知事は祝辞で、「さまざまな分野で生き生きと輝く女性のモデルケースとなり、多くの方々に勇気とヒントを与えてこられた」と述べた。先端生命医科学研究所が日本医療研究開発大賞経済産業大臣賞を受賞「TWIns」（東京女子医科大学と早稲田大学が連携した先端生命医科学研究教育施設）を拠点とする女子医大の先端生命医科学研究所は、第1回日本医療研究開発大賞経済産業大臣賞を受賞した。日本医療研究開発大賞は、大学や公的研究機関、企業などにおける医療分野の研究開発やその実用化で多大な貢献をしたと認められる個人または団体を対象に創設されたものである。先端生命医科学研究所は、再生医療やインテリジェント手術室など新しい医薬・医療機器産業の創出に向けた長年の研究活動が高く評価され、早稲田大学先端生命医科学センターとともに栄えある第1回目の受賞となった。2017年12月13日に首相官邸で行われた表彰式には、先端生命医科学研究所の清水達也所長が参列し、経済産業大臣より賞状が授与された。TWIns 10周年記念シンポジウムが開催される上記したTWInsは2008年にオープンし、10周年を迎えた。これを記念して2018年6月2日、東京女子医科大学と早稲田大学のジョイントシンポジウム「TWIns現在過去未来2018」がTWIns内で開催された。午前10時から始まったシンポジウムではまず、女子医大の吉岡俊正理事長・学長と早大の橋本周司副総長があいさつし、女子医大の岡野光夫特任教授と早大の梅津光生教授がそれぞれTWIns設立からの10年間を振り返った。その後、医薬品医療機器総合機構の近藤達也理事長、日本医療研究開発機構の菱山豊理事による招待講演、文部科学・厚生労働・経済産業・農林水産各省からの来賓講演が続いた。午後は、TWInsに在籍する若手研究員や教員、学生ら9人による講演が行われ、4時過ぎからは2階ラウンジにおいてポスターセッションが行われた。TWInsは日本医療研究開発大賞経済産業大臣賞を受賞したように、これまでの10年間の研究開発が高く評価されている。これからも日本のみならず、世界の医療の発展に向けて多大な貢献をしていくに違いない。来賓による講演。ポスターセッションの模様。Sincere｜No.10-2018 17