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概要

シンシア10号

みねざき眼科地域の人たちの視力を見守る“町医者”文教都市・国立には学校が多く、地域の医師は“学校医”を務めているケースが少なくない。みねざき眼科の嶺崎育世院長もその例にもれず、8校ほどの公立学校に関わっている。「現代はパソコンやスマホなどの影響もあって近くのものを見る時間が増えており、それが近視につながる要因の一つになっていると考えられます。その傾向は子どもたちにも共通しているといえるでしょう。目から入る情報が多いだけに、小さいときから近視を矯正して正しい視力を保つことが大切です」と、地域の子どもたちの視力を気遣う。嶺崎院長は1978年に東京女子医科大学を卒業後、同病院の眼科に入局。その後、国嶺崎育世院長。立国際医療センターへ出向し、1991年にみねざき眼科を開業した。「ここは内科医だった義父が開業する予定でしたが、亡くなったために夫から眼科クリニックにするよう促され、オープンすることにしたのです。当時からずっと吉祥寺に住んでいましたが、脳外科医だった夫が一昨年他界したこともあり、今はここに住んでいます」そう語る嶺崎院長は、毎日愛犬との散歩を欠かさない。「国立は緑が多く、街がコンパクトにつくられていますから、とても住みやすいですね。これからも屈折矯正に力を入れながら、地域の人たちの視力を見守る“町医者”でありたいと思っています」と語ってくれた。国立音大附属小文国立音大附属中・高文?さくら通り富士見通り文都立第五商高中央線国立市役所?文一橋大学西キャンパス南武線甲州街道学園通りNHK学園文?国立駅?大学通り文桐朋中・高谷保駅?文一橋大学東キャンパス文都立国立高?旭通りスタッフは全員女性であるのが特徴。●住所:国立市西2-11-3●電話:042-577-1817●診療時間:9:0 0~1 2:0 0 1 4:3 0~1 7:3 0土曜日は9:0 0~1 1:3 0 1 3:0 0~1 5:0 0●休診日:水曜日・日曜日・祝日●地図:?堂々とした構えの本田家住宅薬医門。菅原道真が祀られた谷保天満宮は交通安全発祥の地でもある。幕末に建てられたとされる本田家の薬医門は、主屋とともに国登録有形文化財となっている。ところで、国立といえば“赤い三角屋根の駅舎”が長らく街のシンボルとして市民に親しまれてきた。しかし中央線の高架化に伴い、駅舎は2006年に解体を余儀なくされた。これを惜しむ市民の声は大きく、国立市はその部材を保管して再築する事業計画を進めてきた。すでに再築工事は始まっており、2020年には以前立地していたほぼ同じ場所に旧駅舎が復活する予定だ。赤い三角屋根の旧駅舎は、再び街のシンボルとして愛され、親しまれていくことだろう。(明治41)年8月、有栖川宮威人親王が遠乗会(ドライブツアー)で谷保天満宮を訪れて参拝され、無事に東京へ戻られたことから交通安全祈願が行われるようになったという。赤い三角屋根の駅舎が再び街のシンボルに同じ甲州街道沿いにひときわ目を引く重厚な造りの門がある。本田家住宅薬医門(地図?)がそれだ。薬医門の“薬医”は、矢の攻撃を食い止める“矢食い”が語源だといわれているが、医者の門として使われていたことからその名が付いたとの説もある。名主だった本田家も医者の家柄だったとか。2020年に復活する赤い三角屋根の旧国立駅舎(提供:国立市役所)。12 Sincere|No.10-2018