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概要

シンシアNo.9

女子中高生が医療のさまざまな分野を体験●医療・看護シミュレーションを体験リケジョをめざす女子中高生を対象に、「未来のいのちと健康を支えるのは“あなた”」と題して行われている理系進路選択支援プログラム。2017年は別表の8つのプログラムが組まれた。各プログラムとも、女子中学1年生(一部2年生)から高校2年生までそれぞれ20~40人が参加。夏休み後に実施されたプログラムにも、首都圏以外の遠方からの参加者が少なくなかった。これらのプログラムのいくつかをレポートしよう。プログラムの第一弾、7月24日に行われた「親子でチャレンジ医療・看護体験」には、“親子で”と銘打ったこともあって生徒と保護者それぞれ約40人ずつが参加した。女子医大の吉岡俊正学長が、「医療とはどういうものか参考にしていただけたら幸いです」と挨拶してプログラムがスタート。救命救急センター・矢口有乃所長と看護学部・日沼千尋部長の講演のあと、参加者は臨床技能研修室■女子中高生の理系進路選択支援プログラムプログラム名親子でチャレンジ1医療・看護体験理系の学業・仕事を応援する試薬2その工場を見てみよう!345678私も未来の科学者命を救う最先端研究を知ろう覗いてみよう薬学・生命科学女子医大祭を覗いてみようチームで支える病院の仕事サイエンスカフェ●講演会●シミュレーション体験●企業訪問●実演・体験●科学実験体験●発表会●講演会●研究室見学●模擬医局での仕事体験●生命科学部研究室訪問●女子医大祭見学●女子学生との交流会●病院の機能を見学●保護者との交流会●ミニレクチャー●保護者との意見交換会(スキルスラボ)へ移動してさまざまな医療・看護のシミュレーションを体験した。縫合手術を体験した高校生は、「テレビドラマに出てくるようなシーンを味わって、医師への憧れが強くなりました」と話す。呼吸音聴診を体験した中学生は、「タバコを吸っている人の呼吸音がいかに異常であるかが分かりました」といい、傍らの父親に禁煙を促していた。人気だったのが採血体験コーナー。「とても緊張しましたが、実際に人の腕だったらもっ内容日時(2 017年)場所7月24日1 3:0 0~1 7:0 0東京女子医科大学医学部・看護学部8月2日1 3:0 0~1 6:3 08月7・8日1 0:0 0~1 6:3 09月30日1 4:3 0~1 7:0 010月21日1 3:0 0~1 7:0 010月28日1 4:0 0~1 7:0 011月11日1 4:3 0~1 7:0 012月16日1 4:0 0~1 7:0 0関東化学株式会社草加工場東京女子医科大学医学部TWIns(先端生命医科学センター)東京薬科大学薬学部・生命科学部東京女子医科大学医学部東京女子医科大学病院東京女子医科大学医学部とビクビクするでしょうね」といった感想が多かった。心臓蘇生法の胸骨圧迫のコーナーでは、アシストの看護学部生が口ずさむ“アンパンマンのマーチ”に合わせて楽しそうに体験する姿がほほえましかった。●実験を通して科学者気分を味わう8月7・8の両日に行われた「私も未来の科学者」では、化学、物理学、生物学、微生物学免疫学、衛生学公衆衛生学、法医学の各教室にそれぞれ数人ずつ分プログラム開催の挨拶をする吉岡俊正学長。緊張ぎみに採血体験。“アンパンマンのマーチ”に合わせて胸骨圧迫を体験。真剣な表情で縫合手術を体験。Sincere|No.9-2018 15