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概要

シンシアNo.9

上條医院細やかなケアに定評がある松本駅前のクリニック松本駅のすぐ近くに立地する上條医院は、内科全般の診療を行う“市民の家庭医”として親しまれている。上條順子院長は1978(昭和53)年に東京女子医科大学を卒業し、信州大学医学部附属病院第三内科(脳神経内科/リウマチ・膠原病内科)に入局。その後、伊那市高遠町の春日医院、夫が理事長を務める上條記念病院(松本市)を経て1994(平成6)年10月に上條医院を開業し、院長に就任した。「もともとここは、内科・産婦人科・脳外科の有床診療所『上條医院』として、義理の父や母、義兄、義妹、夫など大勢で診療していましたが、上條記念病院のオープンに伴い、1984(昭和59)年から閉鎖されていました。そこで、私が再開することにしたのです」と、上條院長は開業の経緯を語る。ちなみに、義理のの母や義姉・義妹も女子医大出身とのことだ。上條院長は女性医師として、女性特有のさ女性スタッフのみなさん。上條順子院長。上條医院ビル外観。●住所:松本市深志1-2-5●電話:0263-32-1464●診療時間:9:0 0~1 3:0 0 1 5:0 0~1 7:3 0土曜日は9:0 0~1 4:0 0●休診日:木曜日・日曜日・祝日●地図:11まざまな症状に向き合い、きめ細かなケアを提供していくことをモットーとしている。診療に「女性外来」と「頭痛外来」を設けていることからもそれがうかがえる。看護師などのスタッフも女性で構成されており、患者さんの約8割が女性だという。そのほか、「糖尿病専門外来」や「禁煙外来」、「睡眠時無呼吸外来」にも力を入れ、往診や訪問診療を行っているのも特徴だ。松本市は“健康寿命延伸都市”を標榜している。上條院長はこれまで、女性の健康を考える勉強会“The Vivid”を主宰し、市民公開講座を開催するなどその推進に寄与してきた。これからも“TheVivid”の活動を継続するとともに、「糖尿病など生活習慣病の治療・予防を通して健康寿命延伸に貢献していきたいですね」と語った。松本駅今町通り伊勢町通り女鳥羽川11上條医院西堀通り?旧開智学校校舎●開智小学校新三よし10●松本神社?松本城大名町通り縄手通りあがたの森通り●松本市役所おきな堂? ?中町通り??松本市時計博物館ま?中つ町し・た蔵シ本ッ町ク通館り巨大な振り子が目印の「松本市時計博物館」。?上土通り?松本市はかり資料館見どころ豊富な「縄手通り」と「中町通り」城下町・松本には、風情のある通りがいくつもある。その代表が、「縄手通り」(地図3)と「中町通り」(地図6)である。めとば縄手通りは、市街の中心部を流れる女鳥羽川の土手に沿った通りで、“縄のように長い土手”からその名が付いた。通りの両側にはカジュアルで個性的なショップが長屋風に軒を連ね、市民や観光客で賑わっている。女鳥羽川にはその昔、カジカガエルがたくさん生息していたという。そうした背景から、カエルが通りのシンボルとなっており、ところどころに置かれたカエルの石像が訪れる人を和ませてくれる。中町通りは、白壁とナマコ壁の土蔵が建ち並ぶ“蔵の街並み”である。中町は明治期の大火によって主要施設や商家が多数失われた。その教訓から、耐火性の高い土蔵づくりの建物が建てられるようになり、独特の雰囲気を醸し出すようになった。通りの中ほどには「中町・蔵シック館」(地図9)という蔵の会館があり、観光スポットとして親しまれているほか、各種イベント会場としても活用されている。また、通りには度量衡専門店だった店を改装してさまざまなハカリや資料を展示した「松本市はかり資料館」(地図7)もある。市街にはこのほか、100点以上の時計を動かしながら展示している「松本市時計博物館」(地図5)など、たくさんの見どころが点在している。個性的な店が軒を連ねる「縄手通り」と、通りのシンボル・カエルの石像。土蔵が建ち並ぶ蔵の街並み「中町通り」。12 Sincere|No.9-2018