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概要

sincere no04

河田町キャンパスでのグループディスカッション。楽しみながら英語を学ぶ大東キャンパスの学生たち。グループに分かれ、各グループにアルバーノ大学の教員・学生が一人ずつ加わって英語によるセッションが行われた。そのあと、冒頭で紹介した茶道と書道が行われたわけである。一行はその後、広島と京都を訪れ、再び東京に戻って訪問看護ステーションなども見学し、6月5日に帰国の途についた。既婚者で子を持つ親でもある学生の一人は、「アメリカでは私のように子どもがいても再び大学へ通ってキャリアを積む人が少なくありません。そこが日本と大きく違うところでしょう。女子医大の看護学部の学生は違った環境の2つのキャンパスで学ぶわけですが、このシステムはとても良い効果をもたらしていると思います」と語ってくれた。ミッションを持つ必要性を痛感看護学部ではハワイパシフィック大学、韓国の梨花女子大学とも国際交流協定を結んでおり、毎年7月にハワイパシフィック大学短期研修、3月に梨花女子大学短期研修が実施されている。ハワイパシフィック大学短期研修は1~3年生を主体としたもので、学生に人気が高く、2014年度の参加者は32人にのぼった。今年度も19人の参加を予定している。梨花女子大学短期研修は2011年度からスタートし、これまで累計で26人が参加、受入学生数も20人を数えている。アルバーノ大学短期研修を含め、2014年度に派遣された学生たちの声を拾ってみよう。ハワイパシフィック大学短期研修に参加したN.K.さんは、「スキルスラボではシミュレーションモデルを用いて脈拍の触知や呼吸音の聴取など臨床技能のトレーニングを行うことができ、さまざまな疾患や症状の特徴をつかむことができました」と、スキルスラボの充実ぶりを評価する。アルバーノ大学短期研修に参加したS.H.さんは、「現地の多くの学生たちが、学内でキャリーケースや大きなリュックサックを持ち歩いているのが印象的でした。分厚い教科書や長い時間をかけて予習した資料などを用意して授業に臨むからです。そういう姿勢にはとても刺激を受けました」と、日本の大学との違いを指摘する。大学院生のA.O.さんは梨花女子大学短期研修に参加し、「梨花の学生はプレゼンテーション能力が高く、課題への取り組みや講義への事前準備が真摯で、世界のリーダーをめざすという意識を持ちながら学んでいることに感銘しました」という。そして、「自分がなすべきミッションを明確に持つ必要性を痛感しました」と、研修の成果に言及してくれた。ハワイパシフィック大学での研修のひとコマ。エレンさんの書道の出来映えを笑顔でたたえる。梨花女子大学でチマチョゴリを着て交流。Sincere|No.4-2015 19