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概要

sincere no04

こんなところが女子医大国際交流(看護学部)茶道を通して日米の学生が交流を深める。文化交流を含む充実したプログラムが自慢汗ばむほどに晴れわたった5月下旬の某日。静岡県掛川市の東京女子医科大学大東キャンパスは、アメリカからやってきた女子学生と交流する看護学部1年生の明るい笑顔が絶えなかった。茶道の奥深い所作と作法を体験この日、東京女子医大看護学部と国際交流協定を結んでいる米アルバーノ大学(ウィスコンシン州ミルウォーキー)の学生たちが大東キャンパスを訪れ、文化交流の一環として茶道と書道を体験。自分の名前を漢字で記したマリアさん(右)。茶道には全員が浴衣姿で臨んだ。「茶道には“一期一会”という教えがあります。茶をともにするのは一生に一度と心得て、主客とも誠意を尽くす心構えを意味しています」という茶道の講師の話を神妙に聞いたあと、いよいよお茶会がスタート。まず菓子が配られ、茶道の素養のある学生から所作・作法を聞きながらお点前を受けた。さすがに畳の上での正座ではなく、イスに座ったままでのお茶会であった。会場には大東キャンパスの学生20人以上が見学に詰めかけた。彼女らにも菓子とお茶がふるまわれ、アルバーノ大学の学生とともに茶道を学んだ。「アメリカでも日本茶を楽しめますが、茶道を経験したのは初めてです。茶碗を回すという動作には、茶碗の正面を避けて口にするためといった意味があることを知り、奥が深いと思いました」「実際に茶道を体験してみると、日本人の“おもてなし”の心がよく分かります。そして、お茶はとてもリラックスさせてくれました」「私は日本の文化に興味がありますので、茶道がプログラムに組み込まれていたのはラッキーでした。一期一会の教えも、なんとなく理解できたような気がします」茶道を体験したアルバーノ大学の学生たちからは、こういった声が聞かれた。また、浴衣がお気に入りだという学生は、Sincere|No.4-2015 17