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概要

sincere no04

女子医のある街新川千本桜県内有数の“桜の名所”八千代市内には南北に新川(印旛放水路)が流れているが、これをまたぐ新川大橋付近から北へ約9kmの間の流域には、優に1,000本を超える桜の木が並んでいる。2001~2003(平成13~15)年度にかけて、新川流域に桜を咲かせようと植栽されたものだ。それがみごとに成長・開花し、今では県内有数の“桜の名所”として広く知られるようになった。新川は市民に潤いをもたらす憩いの場となっているが、毎年桜の季節になると多くの花見客が訪れる観光スポットにもなっているのだ。(地図C)新川流域に延々と続く桜並木。「もちぶた炙りチャーシューバージョンとん汁」と直径2mもの源右衛門鍋。源右衛門祭鍋グランプリの「とん汁」が目玉上述の新川は、印旛沼の治水を目的として開削された水路であるが、その工事を最初に手がけたとされるのが、江戸時代に当地で名主を務めていた染谷源右衛門である。源右衛門祭は、それにちなんで毎年4月に八千代総合運動公園で開催される一大イベントである。この祭りの名物は、直径2mもの大きな源右衛門鍋によってつくられる「とん汁」。これにチャーシューが入った「もちぶた炙りチャーシューバージョンとん汁」が、今年1月に行われた「ニッポン全国鍋グランプリ」でみごと優勝した。香ばしいチャーシューが食をそそるこのB級グルメを、祭り会場へ足を運んでぜひご賞味あれ!(地図D、写真提供:源右衛門祭実行委員会事務局、問い合わせ先:047-483-1771)ラ・ターブル丁寧な味が自慢のビストロ●住所:八千代市ゆりのき台4-7-5-B1●電話:047-484-6358●営業時間:11:00~14:3018:00~22:30●定休日:月曜日●地図:2人気No.1の「イベリコ豚のグリエ」。カジュアルな雰囲気の店内。正統派のフレンチをカジュアルに楽しめるビストロである。「基本は丁寧なダシづくりから」をモットーとする佐藤典久オーナーシェフは、ダシづくりに8時間を費やし、コンソメはさらに4時間かけてつくる。そして旨みを凝縮させ、素材をプラスしながらソースを仕上げる。伝統をベースにしながらも、地元の野菜や季節の食材を使って常に新しい味を追求し続け、素材が最もおいしくなるよう火を加減しながら料理をつくる。人気メニューは「イベリコ豚のグリエ」。独自の粒マスタードソースで、たっぷりの野菜とともに食べるイベリコ豚の味はさすがである。しろたえ菓匠白妙和菓子の巨匠の逸品を味わうしぼりたての生乳をたっぷり使い、黄味餡をやわらかい餅で包んだ「白牛酪餅(はくぎゅうらくもち)」がこの店の看板商品。八千代市に生まれ育ち、「TVチャンピオン」全国和菓子職人選手権で8回も優勝した高橋弘光オーナー創作の逸品である。赤児の肌のようなきめ細かなモチモチ感と上品な甘さは感動もの。一度口にしたら忘れられない味だ。雪・月・花をあしらった遊び心のある「クリームうさぎ」という大福も人気商品。クリーミーな餡が特徴のこの和菓子は、冷やして食べるのが美味。ひんやりとした食感は、老若男女を問わず多くの人の口を楽しませている。●住所:八千代市ゆりのき台4-1-14●電話:047-489-1200●営業時間:9:30~19:00●定休日:水曜日●地図:3店内はモダンな和のテイスト。看板商品の「白牛酪餅」(手前)と「クリームうさぎ」。Sincere|No.4-2015 13