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概要

医学部案内

●教育コンセプト生涯を通して医療に貢献できる女性医師の育成をめざします東京女子医科大学医学部は、高い志をもって社会に奉仕できる医師を育成するために、「医師としての実践力を高める」ことを目標としています。医師には、患者さんの表面だけでなく、内在する問題をも引き出し、それを解決する能力が求められます。自ら問題点を見つけ、分析し、適切な解決法を考える力を備えていなければなりません。本学部では、テュートリアル教育、統合カリキュラム、「至誠と愛」の実践学修の3つの特徴的な教育により、こうした実践力を身につけていきます。テュートリアル教育では学生が少人数に分かれて問題の発見・解決を行い、統合カリキュラムでは患者さんの抱える問題を臓器・器官ごとに基礎から臨床まで統合的に考え、「至誠と愛」の実践学修では医師としての使命感・倫理観・態度・コミュニケーション能力を養います。そして、生涯を通して医療に貢献できる女性医師の育成をめざします。特長ある教育で社会に貢献できる女性医師を輩出医学部長唐澤久美子本学の教育の目的は、医学を通して自立し、人格を高め、社会に貢献する女性を育成することです。本学が、女子のための医科大学の立場を堅持しているのは、女性の特性を生かした教育で女性医療人の能力を高めることを目的にしているからです。世界の医師の4割は女性で、日本でも医学生の3割は女性であり、女性医師の活躍なくして医療は成立しません。女性は妊娠・分娩、育児などのライフイベントを経験することで、「人を慈しむこと」「人を育てること」を自ずと身につけることができ、医師として人として成長することができます。いま日本社会全体が、女性活躍推進、働き方改革を掲げており、本学の卒業生がますます社会に貢献していけるよう、本学の特長ある教育を推進していきます。心身ともに健康で充実した学生生活を過ごせるようサポート学生部長内田啓子無理なく無駄のないカリキュラム構成で自然に医師へのステップアップ教務委員長三谷昌平本学では学生1人ひとりが心身ともに健康で希望に満ちた学生生活が過ごせるよう各種のサポートを行っています。健康面では学生健康管理室を中心とした校医の先生方、大学生活面では学年担任の先生方が、いつでも学生に寄り添い、支えるよう心がけています。具体的には、学内の種々の年間行事や試験・進級などの学業に関すること、学友会やクラブ・同好会、東日本医科学生総合体育大会などの活動に関すること、奨学金や健康などのさまざまな悩みについての相談に親身になって対応しています。さらに、至誠父母会との連携による医師国家試験へ向けた支援や、卒業後の女性医師としてのキャリア支援に至るまで、幅広い活動を行っています。本学では統合カリキュラムを採用しており、一つの臓器の理解はその基礎医学的な構造や機能の理解から病態に繋がり、診断や治療へと発展します。そのため、いろいろなレベルでの理解を自らの頭の中で再構成する医の実践力が自然に身につきます。また、予備知識が少なくても分かりやすい内容から開始して、複数の臓器の基礎・臨床医学の理解の統合を必要とする内容に進むように設計されています。これらを確実に定着させるために、講義・実習、テュートリアル、TBLなどの多彩な方法を組み合わせて学修効果を上げ、診療参加型臨床実習を経て、卒業時には医師としての十分な力が身につくように構成されています。無理のないカリキュラム設計によって6年間で医師になれる比率が高いことが特徴です。■日本の医学部で初めて世界医学教育連盟の基準をクリア■本学部は、世界基準の教育の質を確保した我が国初の医学部として認知されています。2012年に世界医学教育連盟の国際外部評価団を招き、医学部分野別評価を依頼。その結果、大学の使命・目標、教育プログラム、学生・教職員評価、施設・設備、管理運営など多岐にわたる項目についてグローバルスタンダードを満たしているとの高い評価を得ました。2019・Tokyo Women’s Medical University07