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概要

大学案内2018

TOKYO WOMEN’S MEDICAL UNIVERSITY総合研究所総合研究所は、共同利用施設(本学、東医療センター、附属八千代医療センターに設置)、研究部からなる。共焦点レーザー顕微鏡、電子顕微鏡、高速セルソーター、生体分子間相互作用解析システム、自動搬送ユニット搭載・大型細胞観察装置など最新鋭の大型機器や多くの汎用機器が設置され、毎年多数の学内外の研究者がこれらの機器を共同で利用し基礎的研究から最先端研究まで幅広い研究を行っている。これらの研究成果は、毎年「東京女子医科大学総合研究所紀要」として刊行されている。統合医科学研究所統合医科学研究所は、日本有数のメディカルセンターとして培ってきた臨床的な知恵を基礎医学的な手法を用いて、新たな科学的な知見を引き出し、再び診療に役立てるというアプローチを推進していく。現在の医学・医療における科学的共通ベースとなっている遺伝情報の解析やタンパク質の発現解析を核として、いろいろな学内部署や学外企業と連携・共同しつつ、予防・診断・治療に繋がる研究を行っていく。RESEARCH FACILITIES実験動物研究所医学・生命科学研究において、疾患の病態生理を解明し、新規治療法の開発を行うため14には、動物個体を用いた実験が必須である。実験動物研究所は本学における動物実験の中央管理と円滑な遂行を目的として設置され、マウス、ラット、ウサギ、モルモット、イヌ、ブタなどが飼育されている。昨年度研究所に発生工学機器が設置され、ゲノム編集を用いた遺伝子組換え動物の作製、および体外受精、受精卵凍結、融解、移植等の胚操作を開始した。今後も、本学の学術基盤の向上および共同研究の発展を目的として、活動を行っていく。臨床ゲノムセンター近年、個人のゲノム情報に基づき、人の体質や病状に適した、より効果的な疾患の診断、治療、予防が可能となる「ゲノム医療」への期待が急速に高まっており、特に、がんや難病の分野では既に実用化が始まっている。「臨床ゲノムセンター」では個々の患者のゲノムを解析し、がん関連遺伝子の同定や難病の遺伝子診断を実施する。がん関連遺伝子の特定は最適な治療の実用化に直結し、また、未診断であった患者の原因遺伝子を明確にすることは、治療方法の開発や希少疾患の原因解明となる。当センターは高度なゲノム医療実装化を目指し、診断・治療につながるトランスレーショナルな役割を担う施設である。