後期臨床研修制度について

臨床研修教育部門担当 副院長
西村勝治

東京女子医科大学病院
医療練士制度委員会委員長
後期臨床研修制度委員会委員長
管理部門・臨床研修教育部門担当 副院長

東京女子医科大学では、1966年よりすぐれた臨床医を育成するための本学独自の後期臨床研修制度として、医療練士研修制度を運営してきました。これまでこの研修過程を修了した各領域の専門医が、国内外を問わず多くの機関・地域で活躍しています。このプログラムには例年多くの後期臨床研修医が入職し、現在までに約2900余名が研修を修了しています。

そして、2017年度からの専門医制度の抜本的な改革に伴い、本学独自の医療練士制度は2016年度までに後期臨床研修を開始した医師までとして、2017年度からは新しい後期臨床研修制度をスタートしました。この制度は、カリキュラムに従った5年間の後期臨床研修プログラムであり、広く一般的診療能力を有した専門領域の専門医を育成することを目標としています。
東京女子医科大学病院の大きな特徴は高度先進医療を担う診療科が揃っており、充実した診療科と優秀な指導医による研修システムが可能なことです。他の医療施設では経験できないような臨床症例も多く、診療および研究能力を高めるためには最高クラスの病院です。19の基本領域において、関連する診療科が協力し合い、質の高い研修と豊富な症例を経験することが可能です。

後期研修医は本学正職員として待遇されますし、連携研修施設での研修期間は当該施設での処遇を受けることになります。また、後期臨床研修医の待遇で、本学大学院生も兼ねることができる大学院生コースも整備され、専門医とともに医学博士号の同時取得も可能となっています。さらに、育児に伴う短時間勤務制度を導入し、勤務体系の充実も図っています。


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