小児科心理室では、小児科医師との連携のもと、お子さまに関するご相談を広くお受けしています。また、お子さまの状態を把握したり、理解したりするために、様々な検査を行なっております。「うちの子、大丈夫かしら…」とご心配されている場合はもちろんのこと、「相談に行くほどではないかもしれない」と思うちょっとしたご心配であっても、お1人で悩まずに是非1度、お気軽にご利用ください。
このような相談をお受けしています
身体症状について
- 腹痛や頭痛、身体の痛みがある
- 体の様々な不調
- 夜尿、どもり、チック、ひどい爪かみ等がある
- 喘息やアトピーがひどくなった
発達について
- 言葉が出ない、言葉数が少ない
- 周りの子と違う気がする
- 学習が身に付かない、能力のバラつきが目立つ
- 神経発達症(発達障害)か知りたい
性格・行動について
- 学校へ行きたがらない
- 集団生活になじめない
- 友達と遊べない、いじめられている
- かんしゃくや反抗が強い、乱暴である
- 落ち着きがない
- 元気がない
対応について
- 慢性疾患によるストレスに上手く対処できるようになりたい
- 子どもに対してのより良い接し方を知りたい
- 学校や園との関係をもっと良くしたい
小児科での受診の流れ
まずは小児科医を初診していただきます。そこで主治医にご心配をお話ししていただきますと、主治医が必要な心理アセスメントを組み立てます。その心理アセスメントの結果に基づき主治医が治療方針を考え、患者様に必要なことをご提案させていただきます。当科にて治療を開始する場合は、お子さまにはプレイセラピーやカウンセリング、保護者さまには保護者面接を設定しております。場合により、他所をご紹介したり、ペアレントトレーニングや家族面接などをご利用していただくこともあります。
*心理アセスメントとは…
症状を悪化させる要因として心因や環境因が疑われる場合、症状改善のためにはそれを取り除いたり、乗り越えていけるようになったりすることが必要です。心理アセスメントは、そのための情報を集め、治療方針を考える手掛かりとなります。また、お子さまのお困りのベースに発達特性があるかどうかについても、詳しく情報をうかがって判断し、必要な支援を探していきます。
料金体制
- 知能検査と一部の心理検査は保険診療内で行います。
- アセスメント面接と神経発達症(発達障害)の検査は、自費診療で行います。
(アセスメント面接5000円+税、 発達障害の検査3000~8000円+税) - 当科でのカウンセリング等は自費診療で行います。
(1回45分間:4000円+税、 生活保護の場合は3000円+税) - 詳細は小児科外来で配布いたします自費同意書をご参照ください。
提供支援の内容
心理相談
- 子さまへのプレイセラピー(遊びを介しての心理療法)、カウンセリングなど
- 保護者の方への育児相談、環境調整の相談など
各種検査
- 心理検査
- 知能検査
- 発達検査
保護者の方に向けたプログラム
- ペアレント・トレーニング(グループ・個別)
- 親子関係をより良くする関わり方のトレーニング(個別)
家族会
- ひまわりの会(筋ジストロフィー児の家族会)
その他
- お子さまが関わっている当院他科や他機関との連携
- お子さまの通っている園や学校との連携
その他
- 心理相談はすべて予約制です。
- 相談内容の秘密は厳守いたします。
- 相談は1回45分です(検査は30分~90分)
- 相談の内容によって、週1回や月2回などのペースで通院していただいております。
- 大学病院という性質上、教育の一環として学生の陪席お願いさせていただく場合がございます。ご了承ください。
- 個人情報保護法についての詳細は当院のホームページや掲示をご覧ください。
お問い合わせ
小児科心理室にお気軽にお問い合わせください
03-3353-8111(代表)
*留守番電話に切り替わるときは、お名前とご連絡先をお入れください。改めてこちらからご連絡させていただきます。