ステロイド |
副腎皮質ステロイドはこれまでおよそ60年にわたり、世界中の関節リウマチ患者に対して使われてきました。強力な抗炎症作用と免疫抑制作用があり、少量の使用でも痛みを急速に緩和し、関節リウマチの症状を改善させます。ただし離脱(中止)が簡単ではなく、特に長期にわたって使い続けると副作用が強く現れることがあります。 なお、ステロイドを長期間服用していると、体内でステロイドを作る機能(副腎機能)が働く必要がなくなるため低下してきます。そのため急に服用を止めると体内のステロイド量が不足し、危険な状態になることがあります。減量の際は必ず医師の指示に従ってください。 文責 猪狩勝則 |