当施設で取り扱うことの多い症状や疾患
鍼灸治療を受ける患者さんの多くは、腰痛や肩こり、ひざの痛みを持った方ですが、鍼灸治療は痛みだけでなく、身体のさまざまな症状に効果があります。近年の研究で、鍼灸治療は痛みを脳に伝える神経経路をブロックしたり、血行を促進して痛みや疲労の原因となる物質を排出したりすることがわかっています。また、自律神経に作用して胃腸や心臓・血管などの働きを調節したり、免疫力を高める働きがあることもわかっています。
中国や日本からだけではなく、世界保健機関(WHO)、米国国立公衆衛生研究所(NIH)、英国医師会(BMA)からも、様々な症状や疾患に鍼灸治療が有効であると報告されています。
当施設で取り扱うことの多い症状や疾患は以下のものが挙げられます。
男女比は2:8で、月経や更年期のトラブルをかかえた方が多くみえます。
病気の予防、健康増進を目的に治療を継続する方も少なくありません。
症状
- 運動器系
- 肩こり、肩以外の部位のこり、腰痛・腰下肢痛、頚肩腕痛、肩関節痛、肘関節痛、手関節痛、指関節痛、股関節痛、膝関節痛、足関節痛、運動麻痺、手足のしびれ、筋疲労
- 耳鼻科・眼科系
- 耳鳴、難聴、耳閉感、めまい、顔面麻痺、鼻閉・鼻漏、咽痛、眼精疲労
- 泌尿生殖器系
- 挙児希望、月経痛、月経不順、つわり、逆子、排尿障害
- 精神・神経系
- 頭痛、顔面痛、顔面痙攣、不眠、不定愁訴、うつ状態、イライラ、不安
- 消化器系
- 便秘、下痢、食欲異常、腹痛、悪心・嘔吐、腹部膨満感
- 呼吸・循環器系
- 咳、痰、呼吸困難(息切れ)、動悸、高血圧、低血圧、胸痛
- その他
- 疲労感・倦怠感、冷え、むくみ、円形脱毛、皮膚症状、発汗異常
疾患
- 整形外科
- 変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、五十肩、テニス肘、ばね指、変形性膝関節症、坐骨神経痛、帯状疱疹後神経痛、捻挫、むちうち
- その他
-
片頭痛、緊張型頭痛、パーキンソン病、片麻痺、関節リウマチ、線維筋痛症、アレルギー疾患、顔面神経麻痺、メニエール病、更年期障害、不妊症、月経前症候群、神経因性膀胱、術後疼痛、気管支喘息、COPD、胃炎、過敏性腸症候群
- 小児疾患
- 夜尿症、疳の虫、虚弱体質、消化不良、食欲不振