Message from the Director 診療部長あいさつ

理想郷を探すのではなく
皆で築き上げる
- 診療部長
- 市川 順子いちかわ じゅんこ
2024年6月に部長を拝命しました市川です。
当科はこれまで5人の部長のご尽力により、地域医療に根差し信頼おける質の高い医療を提供し、多くの諸先輩や医局員の学び舎として存続してまいりました。こうした歴史と伝統を継承し、より発展させるために何よりも心を砕いているのが、自らの頭で考え行動する自律性のある麻酔科医の育成です。
そのために、麻酔科研修プログラムの充実化はもとより、働きやすい環境、働き甲斐のある環境作りを目指しております。情報を可視化し皆で共有し、派閥がなく、誰もが気兼ねなく、忖度なく意見を言えるフラットの組織作りを心がけております。
そして、集まった多様な意見を尊重し、現場に反映できるよう努めております。また、医局員にはどんなに小さな事でも多くの挑戦をしてほしいと願っております。小さな成功体験が積み重なると大きな糧になると信じます。
理想郷を探すのではなく、皆で作りあげていきませんか?
当科はこれまで5人の部長のご尽力により、地域医療に根差し信頼おける質の高い医療を提供し、多くの諸先輩や医局員の学び舎として存続してまいりました。こうした歴史と伝統を継承し、より発展させるために何よりも心を砕いているのが、自らの頭で考え行動する自律性のある麻酔科医の育成です。
そのために、麻酔科研修プログラムの充実化はもとより、働きやすい環境、働き甲斐のある環境作りを目指しております。情報を可視化し皆で共有し、派閥がなく、誰もが気兼ねなく、忖度なく意見を言えるフラットの組織作りを心がけております。
そして、集まった多様な意見を尊重し、現場に反映できるよう努めております。また、医局員にはどんなに小さな事でも多くの挑戦をしてほしいと願っております。小さな成功体験が積み重なると大きな糧になると信じます。
理想郷を探すのではなく、皆で作りあげていきませんか?
About the Department 麻酔科について
最後の望みを繋ぐ
安全で良質な医療と
麻酔科医の多岐に渡る社会的役割
最後の望みを繋ぐ
安全で良質な医療と
麻酔科医の多岐に渡る社会的役割
当院は東京都区東北部(足立・荒川・葛飾区)の3次救急・地域医療を担い、多岐に富んだ豊富な症例があり、中には他病院では治療が困難なため、最後の望みを託してやってくる低心肺機能や重度の合併症をもつ患者さんなども多く対象としております。こうした手術症例の麻酔・周術期の管理や勉強会やワークショップを契機とした主体的な学びを通じて、幅広い知識と技術、経験に裏打ちされたセンスを磨き、安全で質の高い医療を提供しております。麻酔科が網羅するサブスペシャリティは幅広いですが、集中治療室では鎮痛、鎮静、呼吸器の設定や急変時の対応を主に行っております。ペインクリニック外来では、痛みの悪循環を断ち切るといったペインクリニック診療の神髄に根差し、超音波ガイド下や透視下神経ブロックなど積極的に行っています。こうした診療面のみならず、手術運営、医療経済、危機管理や医療安全における麻酔科医の役務の要請は益々高くなってきております。
重症カンファレンス、実務者会議、戦略会議といった多職種での議論や、医局業務の分担化により実践の場で自然と研鑽を積める仕組みを設け、社会の期待に応えていきたいです。
History 沿革

- 1900年
- 吉岡彌生先生により創設された東京女子医科大学は、女性のための医学教育を実践する場である東京女医学校を前身として建学されました。
- 1934年
- 足立医療センターは、その附属病院として1934年に荒川区東尾久に東京女子医学専門学校尾久病院として開設されました。
- 1952年
- 東京女子医科大学附属第二病院へ改称
- 1968年
- 初代教授である山崎祐先生により麻酔科開講
- 1973年
- 2代目に岩渕汲教授、ゴルフも上手で包容力のある岩淵先生
- 1987年
- 3代目に大江容子教授 臨床、研究、教育に真摯に取り組まれ、1996年に母校である東邦大学大橋病院の教授に就任された大江先生
- 1996年
- 4代目に川真田美和子教授
自宅で料理教室を開く程の料理の腕前を持ち、凛とした姿でハイヒールを履かれる姿はかっこよく、区域麻酔が得意で指導力も抜群な川真田先生
- 2005年
- 東京女子医科大学東医療センターに改称
- 2009年
- 5代目に小森万希子教授
微小循環に関する研究を長年続け、科研費も毎年のように取得され、麻酔学会の重鎮であり、医局員には家族のように温かく接してくれる小森先生
- 2022年
- 東医療センターが足立区江北に移転し、現在の足立医療センターに至る
- 2024年
- 市川順子が6代目の部長を拝命
歴代の教授によって、地域の中核的病院として尽力するといった伝統が受け継がれてきました。その間、モニタリング技術やデバイスの進歩や薬剤の開発に伴い、周術期医療の安全性は飛躍的に向上しました。その結果、手術対象患者が拡大し、手術件数も増加しました。今後も多くの診療科と連携して安全で効率的かつ良質な医療を行い、医局員の可能性を広げる環境作りを通じて、学び舎としての役割を堅固にしてまいります。
Clinical Statistics 診療実績
2023年 | 2024年 | 2025年 | |
---|---|---|---|
手術 | 4650 | 4486 | 4520 |
ペイン クリニック |
2607 | 2374 | 2283 |
集中治療 | 697 | 712 | 781 |
無痛分娩 | 72 | 113 | 115 |
Our Team スタッフ紹介
麻酔科部長 市川 順子
資格
- 医学博士
- 日本麻酔科学会指導医
- 日本専門医機構認定麻酔科専門医
- 日本心臓血管麻酔学会専門医
- 日本血栓止血学会認定医
- 日本区域麻酔検定試験合格(JRACE)
特任教授 小森 万希子
資格
- 医学博士
- 日本麻酔科学会指導医
- 日本専門医機構認定麻酔科専門医
- 日本ペインクリニック学会専門医
臨床教授 小高 光晴
資格
- 医学博士
- 日本麻酔科学会指導医
- 日本専門医機構認定麻酔科専門医
- 日本心臓血管麻酔学会専門医
- 日本ペインクリニック学会専門医
- 日本集中治療学会専門医
- インフェクションコントロールドクター
- 小児二次救命PALSインストラクター
非常勤嘱託 西山 圭子
資格
- 医学博士
- 日本麻酔科学会指導医
- 日本専門医機構認定麻酔科専門医
- 日本集中治療学会専門医
助教 牛山 郁子
資格
- 日本麻酔科学会指導医
- 日本専門医機構認定専門医
助教 岡村 圭子
資格
- 日本麻酔科学会指導医
- 日本専門医機構認定麻酔科専門医
- 日本集中治療学会専門医
助教 向山 瑤子
資格
- 日本麻酔科学会専門医
- 日本専門医機構認定麻酔科専門医
助教 福田 友樹
資格
- 日本専門医機構認定麻酔科専門医
- 日本区域麻酔検定試験合格(JRACE)
助教 岡崎 亮汰
資格
- 日本専門医機構認定麻酔科専門医
後期研修医 橋本 雄介
資格
- 日本区域麻酔検定試験合格(JRACE)
後期研修医 坂巻 愛弓
後期研修医 清水 恵利香
後期研修医 竹中 享利
後期研修医 植谷 新
Surrounding Environment 周辺環境
