東京女子医科大学 附属足立医療センター 麻酔科 Tokyo Women's Medical University Adachi Medical Center Anesthesiology

患者さんへ

For Patients 受診をご希望の患者さんへ

手術を受ける患者さんの最大の心配事は痛みです。患者さんの不安を取り除き、手術によって生じた痛みを緩和し、悪心・嘔吐が生じることなく快適に帰室できることを目指しています。麻酔から目覚めて「もう、手術が終わったの?」と尋ねる患者さんの言葉は最大の誉め言葉です。術後も痛みの軽減によってリハビリも進み、早期に回復できるよう努めて参ります。

ペインクリニック外来

帯状疱疹後神経痛、頭顔部痛
肩腰部痛、癌性疼痛など

当科ではさまざまな痛みで苦しまれている患者さんに適切な診断を行い、疼痛緩和を目標とした治療を行っています。当院で扱っている対象疾患は帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、頭痛、顔面痛、肩関節周囲炎、腰痛、上下肢痛(椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症などを含む)癌性疼痛、術後痛などです。治療は薬物療法から神経ブロック、透視下ブロック、パルス高周波熱凝固、脊髄刺激療法、椎間板内酵素注入療法まで幅広く行っております。

化学物質過敏症(環境医学外来にご相談ください)

30代以降の女性に多い病気です。柔軟剤や洗剤、消毒薬などのニオイを嗅いだことがきっかけで、さまざまなニオイを嗅ぐたびに、頭痛、めまい、吐き気、頭がぼーっとする、などの症状が出るようになり社会生活が困難になります。三叉神経に関連した病気ですが、他の病気の一症状として現れることもあり、発症早期の多角的な診断と治療により改善が期待できます。

周術期外来

帯状疱疹後神経痛、頭顔部痛
肩腰部痛、癌性疼痛など

周術期とは、手術が決定したその日から、入院し手術を受け、術後の回復を図り、退院して社会復帰までの一連の期間のことを指します。周術期外来では外来担当の麻酔科医が問診し麻酔法と合併症に関する説明を行います。外来を通じて、患者さんにはご不明な点を解消していただき、安心して手術に臨めるように努めております。

無痛分娩

計画分娩、分娩誘発など

当院では計画分娩(分娩誘発)で無痛分娩を行います。麻酔科医が背骨の間から針を刺し、その針から硬膜外腔と呼ばれる場所にカテーテルという柔らかい細い管を入れます(硬膜外カテーテル留置)。その細い管から、痛み止めのお薬を入れ、子宮の収縮や子宮出口の引き延ばしによって生じる痛みを和らげます。陣痛誘発からお産までは産科医、助産師、看護師が管理をいたします。