卒後臨床研修センターだより

さまざまな説明会やオリエンテーション、学会に参加する研修医たち。
貴重な体験報告や、臨場感あふれる行事の様子など月毎にお知らせします。

2017年3月号
研修医の学会参加

卒後臨床研修センター センター長 川名正敏

 2月25日(土)総合外来センター5階大会議室において、第355回東京女子医科大学学会例会に引き続き、第11回研修医症例報告会が開催され、本院14名、東医療センター4名の初期臨床研修医による発表が行われました。症例報告は通常の学会と同じ形式で、演題発表に引き続いて研修医である演者が会場からの質問を受け、自らの考えで対応するスタイルで実施しています。

  今年度のベストプレゼンテーション賞は、最優秀賞を1名、優秀賞を2名に授与しました。最優秀賞は、稀な疾患を理解するためのイントロダクションから、提示症例がその診断に至った経過について非常にわかりやすくプレゼンテーションした点が評価され、「未熟児網膜症スクリーニング時に発見された先天網膜分離症の1例」を発表した 廣瀬 京研修医が受賞しました。優秀賞には、「小児各科の協力にてターミナルケアを行ったDuchenne型筋ジストロフィーの成人男性」を発表した 新井里子研修医、「経皮的卵円孔閉鎖術により著名な改善が得られたplatypnea-orthodeoxia症候群の1例」を発表した 生形 盟研修医が選ばれました。
 ベストプレゼンテーション賞は、12名の審査担当者が発表内容とその方法および表現力、スライドの見やすさ、質問への受け答えなどの観点から総合的に評価した結果をもとに選出、表彰しています。
 受賞された3名にとどまらず、全18演題とも甲乙つけ難い素晴らしいプレゼンテーションで、内容も参加者全員にとって学ぶところが多い症例報告が揃っていて、研修医の皆さんの成長ぶりを実感することができました。

 最後に、学会発表の指導、また、発表当日に温かく見守ってくださったすべての指導医、学会室の皆様のご尽力に、心より感謝申し上げます。

 

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