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先天性心疾患のおもな症状(1)チアノーゼ
先天性心疾患のおもな症状は2つ
先天性心疾患のおもな症状は2つ

先天性心疾患の症状は、それぞれの病気によって 少しずつ違いはありますが、多くの病気に共通す る主な症状として、「チアノーゼ」と「心不全 (しんふぜん)」の2つがあります。それぞれに ついて、これから説明したいと思います。

チアノーゼの症状は?
チアノーゼの症状は?

『先天性心疾患とは?』のページで説明したよう に、チアノーゼとは、顔色や全身の色が悪く、特 に唇や指先が紫色になる状態のことです。 ふつうの人でも寒いところにしばらくいたり、冷たい水に長く浸ったりすると顔色が悪く唇の色が 紫色になるのもチアノーゼの一種ですが、「チアノーゼ性心疾患」グループのこどもは、手術をし なければ24時間ずっとチアノーゼの状態です。なぜチアノーゼが起きるかについては、『チアノーゼとは?』を参照ください。

チアノーゼは、からだ全体がふつうよりも酸素不 足の状態です。呼吸がさまたげられると、さらに酸素不足がひどくなり、長い時間泣くと顔色はふ だんよりも悪くなります。
また、ミルクを飲むのにとても時間がかかります。 1回に飲む量も少ないため、ふつうより体重が増えず、標準体重より小さいことが多いです。

チアノーゼをそのままにしておくと…?
チアノーゼをそのままにしておくと…?

チアノーゼの症状は、非常に重いものから、あまり気づかれない程度まで様々ですが、少なくとも 「チアノーゼ」があることは、心臓か肺になにか 病気があることは、ほぼ間違いありません。必ず、病院で診てもらうようにしましょう。

もし「病院で、こどもがチアノーゼがありますって言われたけれど…症状はあまりなくて、体重もふ つうに増えて育っているから、そのままにしていたのですが…」という場合、どうなっていくでしょうか?

ふだんからの酸素不足を補うために、からだは酸素を運ぶトラックである「赤血球」を増やそうとします。長いあいだ酸素不足が続くと、トラック(赤血球)が異常に増えて、血液がどろどろになり、血の固まりができやすくなって、血の固まりが頭やからだのいろいろな場所の血管につまることがあります。
また、だんだん腎臓の働きも悪くなります。この 他にも年をとるにつれて、いろいろな症状があら われます。 また酸素不足がひどくなると、階段が登れなくなったり、日常生活でさえも辛い状態になったり します。

最初は軽いチアノーゼでも、長い間そのままにし ていると、手術をしても元に戻らない状態になってしまいます。