局長挨拶
東京女子医科大学 学長
男女共同参画推進局 局長
宮 﨑 俊 一
男女共同参画推進局 設立について
平成11年に制定された「男女共同参画社会基本法」では、「男女が互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなくその個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現は、緊要な課題」であり、「その実現を21世紀の社会を決定する最重要課題と位置付け、あらゆる分野において、男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推進を図っていくことが重要である」としています。
以来、政府は男女共同参画の施策に力を入れていますが、大学の教職や理系の研究者で女性の割合が非常に低く、これは日本の社会にとって大きな損失であるとの認識から、現在全国の多くの大学が女性に機会を提供し支援するシステムの取り組みを行っています。医学・医療の領域では、2009年度医師国家試験合格者7,600名余りのうち女性医師が35パーセント近くと高い割合を占めています。また看護師の大部分は女性です。しかしながら、卒業数年後には妊娠・出産・育児の時期を迎えるため、大学から離れ、医療からも離れる人が多くなります。従って医師・看護師が医療を継続できる環境を整えることが社会的な課題となっています。また、大学における女性教員や指導者が少なく、女性研究者はさらに少ないのが現状です。本学は女性の社会的地位の向上を目指して創立された本邦唯一の女性医師・看護師・研究者を育成する医科大学ですので、医学や研究を追求する人材を支援する責務があります。
男女共同参画に必要なポジティブアクションについては、各大学で様々なアイディアが考え出され実施に移されています。本学を含め、短時間勤務体制や保育所の充実などが計られています。本学では平成18年度より「女性医師生涯研鑽支援委員会」「女性医学研究者支援室」「女性医師再教育センター」を設立し、女性医師・研究者への支援体制の拡充に取組んできました。これらのプロジェクトの統括運営を図り、プロジェクトの活動を更に拡充・推進するため、支援対象に看護師を加え、平成21年4月、男女共同参画推進局を設立致しました。
男女共同参画の取り組みが本学のみならず、大学・学会・医師会のレベルで発展していくことを祈念しております。ご支援ご協力のほど、よろしくお願い致します。


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